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短編小説

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何も考えていない? そんなことありません。これまでに書いた短編小説をまとめています。
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#連載

連載【短編小説】「わたしの『片腕』」最終話

 携帯電話がなかった当時、顔を知らない相手と会うためには、待ち合わせ場所は文字通りピンポ…

灰かぶりの猫
2か月前
12

連載【短編小説】「わたしの『片腕』」第三話

 先ほどお話したように、わたしの肩の付け根の傷跡については、母にいくら訊ねても、梨のつぶ…

灰かぶりの猫
2か月前
10

連載【短編小説】「わたしの『片腕』」第二話

 突然、席を外してしまって申し訳ありません。  さて、わたしが川端康成さんの『片腕』とい…

灰かぶりの猫
2か月前
15

連載【短編小説】「わたしの『片腕』」第一話

 「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」と娘は言った。  という書き出しではじまる、川端康成…

灰かぶりの猫
2か月前
39

連載【短編小説】「あなたの色彩は、あなたの優しさ、そのものでした」最終話

登場人物 三守琥珀  わたし。二十歳の大学生。PSYさんと向き合うことで、ふたをしていた…

灰かぶりの猫
2か月前
10

連載【短編小説】「あなたの色彩は、あなたの優しさ、そのものでした」第五話

登場人物 三守琥珀  わたし。二十歳の大学生。蜜柑への親友以上の感情を自覚している中、P…

灰かぶりの猫
3か月前
8

連載【短編小説】「あなたの色彩は、あなたの優しさ、そのものでした」第四話

登場人物 三守琥珀  わたし。二十歳の大学生。蜜柑への親友以上の感情を自覚している中、PSYさんの登場によって気持ちが揺さぶられ始める。 円谷蜜柑  わたしの親友。学年は一つ上。とにかく明るい。 橘真紅   蜜柑の高校時代の美術部の先輩。現代アーティスト。 PSY 真紅さんの知人。水彩画アーティスト。視線恐怖症。 前回のあらすじ 真紅さんと蜜柑を通じ、PSYさんからわたしのもとに、「この間のことを詫びたい」というメッセージが届く。悩んだ末に、分かりましたと返事をする

連載【短編小説】「あなたの色彩は、あなたの優しさ、そのものでした」第三話

登場人物 三守琥珀  わたし。二十歳の大学生。初めて会ったPSYさんに対し、複雑な感情を…

灰かぶりの猫
3か月前
14

連載【短編小説】「あなたの色彩は、あなたの優しさ、そのものでした」(第二話)

登場人物 三守琥珀  わたし。二十歳の大学生。 円谷蜜柑  わたしの親友。学年は一つ上。と…

灰かぶりの猫
3か月前
11

連載【短編小説】「あなたの色彩は、あなたの優しさ、そのものでした」(第一話)

 花の色は   うつりにけりな   いたづらに  わが身世にふる   ながめせしまに    …

灰かぶりの猫
3か月前
20