連載【短編小説】「あなたの色彩は、あなたの優しさ、そのものでした」第四話
登場人物
三守琥珀
わたし。二十歳の大学生。蜜柑への親友以上の感情を自覚している中、PSYさんの登場によって気持ちが揺さぶられ始める。
円谷蜜柑
わたしの親友。学年は一つ上。とにかく明るい。
橘真紅
蜜柑の高校時代の美術部の先輩。現代アーティスト。
PSY
真紅さんの知人。水彩画アーティスト。視線恐怖症。
前回のあらすじ
真紅さんと蜜柑を通じ、PSYさんからわたしのもとに、「この間のことを詫びたい」というメッセージが届く。悩んだ末に、分かりましたと返事をする