メドベージェフ🇷🇺という選手

ドーハの決勝でマレーを下して優勝したメドベージェフ。
前週のロッテルダムに引き続いての優勝。
少しずつランキングも上がってきましたね。

強力なサービスをガンガンと打ち込みさっさとサービスゲームを終わらせる。
どちらかと言うとフラット系のボールで壁のように打ち返す。
(フォアハンドに関しては少し回転量を増やしているように思います…)

リターンゲームの時はそこまで下がるの?という場所からこれまたフラットのリターンを打ち、これまたいやらしいストロークを打ち返す。

基本的にはパターンは変わっていないように思います。

以前、楽天オープンで来日中(本戦一回戦敗退の時)に練習の時に見て、この選手は何者だ?
とびっくりしながら見たのを今でも覚えています。
とにかく大きい、そしてフォアハンドの打点が詰まっている…
誰と練習をしたのかは覚えていないのですが、どのストロークも追い込まれて打ち負けているような感じ…
でも起動の低いボールがガンガンとコートに入っていくのです。

この人のプレイスタイルってなんなんだろうか?
おそらくハードヒット一辺倒で、クレーでは勝てないテニスだなあと思っていました。

そこから数年経ち楽天オープンで会場で試合を見ました。
武蔵野アリーナでやっていた時です。
動きにとても躍動感がありました。
相変わらずフォアハンドは打点は遅れ気味でしたが、スピードが増していました。
予選上がりだったのですが、錦織圭に勝って優勝しました。

錦織圭が優勝だあと誰もが思っていたところで(ランキング的にはこの当時は錦織圭が上でした)メドベージェフがストレート勝ちしたのですからびっくりでした。

2021年にUSオープンで優勝。
2021年と2022年は全豪オープンで準優勝。
今年こそはと思っていたところで今年はコルダに敗退しました。

ロシアとウクライナの紛争、コロナの影響、腰の手術などもあり昨シーズンはやや元気がなかったのですが、またグランドスラムのタイトルに絡んでくるのではと思います。

そのためにメドベージェフがするべき事を考えてみました。

①今まで以上にサービスの精度を上げる。

あのフラットサービスは武器です。
セカンドサービスでもガンガンと打っていくべきです。

②リターンのポジションを時々変える 

メドベージェフの醍醐味とも言えるリターンのポジション。
でも時々サービス&ボレーをされるとその作戦は通用しなくなります。
ゲーム中に時々ポジションを上げる事を加えて相手を翻弄する事がいいのではと…

次に挙げるのは最近感じる新たなメドベージェフです。

①球種を変える

フォアハンドに関しては少し回転量を増やしているように思います。
バックハンドは基本的にカウンターパンチャーなのでこのフェアハンドの変化を加える事はとても有効だと思います。

②ネットプレイを加える

ずっと後ろで打っているのでイメージがないのですが、ネットプレイは上手いです。
バリエーションを増やす事がもっともっと必要不可欠になってくると思います。

そう、メドベージェフのインタビューはユーモアが溢れていて面白いです。

今シーズン、改めて注目すべき選手です。

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