ノリー🇬🇧という選手

リオデジャネイロ🇧🇷で行われていたATP500。
決勝は先週のブエノスアイレス🇦🇷で行われていたATP250と同じく、アルカラス🇪🇸、ノリー🇬🇧の対決になりました。

先週はアルカラスが6-3.7-5で勝利。
全豪オープンは怪我で欠場していたアルカラスが復帰初戦で優勝しました。
これには驚きでしたね。

対するノリー。
このノリーという選手が最近私のお気に入りなのです。
国籍はイギリスなのですが南アフリカ生まれで育ったのはニュージーランド。
途中からイギリスに移住してテニスの練習に励みアメリカの大学で3年プレイ。
もうなんだかわからない感じなのです。

私が好きなのは彼のストローク。
フォアハンドはややループ気味のトップスピンを使いバックハンドはコンパクトなカウンター。
そして左利き…
どう見てもやりにくい選手なのです。

で今回の決勝!
スタートは真夜中だったので一度アラームをかけてスコアを見たのですが起ききれず断念…
また起きてみるとアルカラスから7-5.3-0。
これはもうやばいのかなあと思いまた寝てしまい、その後慌てて起きてタブレットで観戦。

ファイナルセットはアルカラスが右足を痛めたようでクレーコート特有の足を活かしたストロークの展開が作れない…
ハードヒットの一本勝負、そして時折混ぜるドロップショットで対抗。

ノリーはだからと言って戦法を大幅に変える事はなく、淡々とストローク戦に持ち込んでいました。
一発があるアルカラスはエースも取れるのですが、やはりミスも増える…
途中はブレイク合戦もあったのですが、最終的にはノリーが勢いあるサービスエース、フリーポイントを重ねて5-7.6-4.7-5で逆転勝ちをしました。


このノリーという選手。
昨年のフランスの250の大会以来の優勝。
実はこの時もサーフェイスはクレーでした。

フォアハンドだけ見ればいわゆるクレーコーターなのですが、あのコンパクトなライジングバックハンドを見るとクレーでは不向きなのかなあと勝手に思っていましたが、そうではありませんでした。

おそらくボールの飛びタイミングや間隔が微妙にずれるところ。
そして左利きであるという事からとてもやりにくい選手だと思います。

ボールを捉える感覚が素晴らしく、さらに予測がいいのでしょう。
あまりドロップショットなども使わないので正当派なプレイをするのですが、そのひたむきさがジワっとくる感じがして隠れフォンなのです。

過去にインディアンウェールズのマスターズ1000でも優勝してますし、昨年のウィンブルドンでもベスト4までいっています。

今年はどこかのグランドスラムで優勝に絡むのではないかなあと密かに思っています。

期待している選手です。

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