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幼馴染は突然に・・・・

「〇〇ー!おはよー!」


毎日のように隣に住む幼馴染の声が聞こえている。



その名も清宮レイ。いつでも明るく元気な女の子。


そんな彼女とは保育園からの高校まで同じ場所に通っており、五十音順で前後の二人であった。



僕はそんな彼女のことが好きである。ただ気持ちは伝えることはできていない。


理由は今のなんとも言えない関係が心地良く、告白することでこの関係を崩したくないからだ。



清宮「〇〇〜!何ボーッとしているの?学校行くよ!」

〇〇「ハイハイ、着替えるから外で待ってて!すぐ行くから!」



〇〇は制服に着替え、ご飯食べて、弁当を持って玄関を出た。






清宮「〇〇〜〜!!!遅い!」

〇〇「ごめんって、でも清宮は朝から本当に元気だよな」



清宮「違うの!〇〇が元気なさすぎるの!」



〇〇「それはあるよ、だけど清宮が元気すぎるのも事実!」



清宮「そんなことないよー」





毎朝、こんなような他愛もない話をしつつ、学校へ向かう。



そうしていると


??「レイちゃん、〇〇おはよ!」


清宮「あやめん!おはよ!」
〇〇「筒井!おはよ!」



筒井あやめ。社長令嬢とか違うとか。性格はおっとりしており清宮と真反対という感じだ。独自の世界を持っているようにも見える。


筒井「またレイちゃんに起こしてもらったの?〇〇」



清宮「良いの!あやめん。私が起こしたくて起こしているだけだから」




筒井「フーンニヤニヤ」



清宮「ちょっと、あやめん」




そんなこんなで教室に着き、変わらない一日が始まった。


そんなある日



清宮「あやめん、ちょっと良い?実は・・・・」




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〇〇、筒井、清宮の三人は学校行事などすべてを乗り越え、卒業式を迎えていた。



〇〇「はぁ~、今日で高校生活も終了かー」

筒井「そうだね、早かったね!レイちゃん」

清宮「ウン、、、、」

〇〇「清宮どうした?元気ないぞ」

筒井「ふたりともごめん。ちょっと用を思い出したから行ってくるね!」




その後二人の沈黙の時間が続いた。



その間を破ったのは清宮からだった。




清宮「あのね〇〇。私高校卒業したら留学するの。」









〇〇「知ってたよ、清宮が留学することなんて」


実は清宮が留学することを筒井に伝えた後


筒井「〇〇!レイちゃんが留学するんだって!本当は伝えちゃけないって言われたんだけど、、、、、、」



〇〇「ありがとな筒井。でも薄々気づいてたよ。だって進路のこと聞いてもはぐらかされるし、テンション下がってるし。」



筒井「なんだ、良かった!ところでレイちゃんに告白するの?」


〇〇「オオイ!ナニイッテンダヨ」



筒井「伝えてきてあげな!」


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〇〇「ってことで伝えるのが遅くなったけど清宮のことが好きです、付き合ってください。」










清宮「今は〇〇の気持ちには答えられない。だけど私が留学するのは〇〇の隣りにいてもふさわしくなれるようにだから。私が帰ってくるときにまだ好きだったら迎えに来て!私の気持ちは変わらないから!」



そう言い残して彼女は走って帰っていった。










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数年後


清宮「〇〇〜〜〜!!!ただいま!!」




そこには昔から変わらない明るく元気な幼馴染の姿がありました









fin







妄ツイを読んで頂きありがとうございました。今回は清宮レイさんで書かせていただきました。未だに卒業発表したことに驚いています。青春時代を乃木坂で過ごし、かけがえにない時間で素晴らしい経験を重ねたと思うのでこの先の人生の応援したいですね。
次回以降も週一でゆっくり書いていこうと思います。良かったらnoteのフォロー、作品のスキをよろしくお願いします。最後に拙い文章になってしまいましたが読んで頂きありがとうございました。

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