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高杉晋作ファン向けの下関旅行


下関といえば、そう「高杉晋作」ですよね!!!!(((圧)))

「お前は何を言っているんだ!下関といえば「唐戸市場」や「ふぐ」だろう!!」と思ったそこのあなたは


どうぞ人混みに突っ込む下関の旅をご堪能下さい(^▽^)/


そして、同じように思ってしまった晋作ファンの皆さん、私のおすすめスポットを参考に下関旅行をして「下関といえば高杉晋作」と脊髄反射で言えるようになりましょう!大丈夫です。唐戸市場に行かなくなると、言えるようになります。

今回、私がオススメするのは下関で「高杉晋作」を追いかける旅です!唐戸市場など、人が多いところに行くことは絶対にないので、人混みが苦手な方におすすめです!もちろん、歴史が好きな方にもおすすめです!ぜひ、参考にしてみてください!



東行庵&東行記念館

まずは、東行庵と東行記念館!晋作ファンは絶対に行きましょう。「推しのお墓参り=推しに会いに行く」は歴史好きの間の合言葉ですからね。
四季折々の花が咲き乱れる東行庵は、行く時期によって違う姿を見せてくれます。特に、東行忌(晋作の命日)では墓前祭が行われ、多くの参列者が訪れます。晋作が大好きな梅も咲いており、満開の時期に行くと梅のいい香りがします。

東行記念館では、高杉晋作に関する資料を見ることができます。個人的に好きなのは、晋作が幼少期に使っていた文机ですね。引き出しの中に墨をこぼしてしまったらしく、真っ黒になってます。企画展などで、見ることができる展示は変わってくるので、来館の際にはHPを確認しておきましょう。

また、外には晋作餅が売られています!紫蘇ありと紫蘇無しの2つがあるので、好きな方を選んで食べてみてください!


YH.SPACE

ここは、奇兵隊定食を提供しているお店です!奇、兵、隊でメニューが違い、私は奇定食を食べました。1000円ほどでバランスのいい定食を食べることができるので、お昼ごはんに困ったら、ぜひ行ってみてください!
ちなみに、店長さんに許可をもらったら、晋作の愛刀の模造刀を持って、写真撮影できるかもしれませんよ……!


奇兵隊宿営地跡

ここはエグイ場所にあります。完全に路地裏です。晋作は直接は関係してはいないのですが、山縣有朋や白石正一郎など4人が泊まった場所です。車の方は近くの駐車場に停めさせていただいてから、ここに行きましょう!


功山寺

晋作ファンならここは外せませんよね!そう、あの「功山寺挙兵」が行われた場所です!夏に行けば、青々とした木々のトンネルが、秋に行けば真っ赤に染まった紅葉のトンネルが出迎えてくれます。
門をくぐり、広場に出て右に進めば、馬に乗った晋作が!!
今にも動き出しそうで、めちゃくちゃかっこいいですよね!!

ここで見逃しがちなのが、2つ目の門をくぐって左に曲がったところです。万骨塔というのですが、ここの石に維新の志士たちの名前が刻まれています。藩ごとに分かれているので、ぜひ晋作を見つけてあげてください!!


下関市立歴史博物館

ここは、幕末関係の展示を行っている博物館で、企画展では博物館が所蔵している資料を見ることができます。2024年の5月に行ったときは「幕末群雄伝ー下関に集った志士たちー」を開催していました!企画展によっては幕末だったり、戦国だったりするので、行く前にしっかり企画中の展示を確認しましょう!


アンティーク&オールディーズ

このお店は下関市立歴史博物館の裏手にあります!
一見アンティーク系の雑貨や家具を売っているお店なのですが、奥に行くとカフェがあります。ここのベーグルと晋作抹茶ラテがおいしいんです。ちなみに、晋作だけでなく龍馬もいるので、龍馬好きを誘って行ってみてください!
なお、お店の営業日が特殊なので、以下のHPでしっかりチェックしましょう。



壇ノ浦砲台跡

壇ノ浦と聞くと、壇ノ浦の合戦を思い出してしまいがちですが、幕末には砲台がありました!そして、今はレプリカが置いてあります。なんと、この中の1台だけ、100円を入れると大砲から煙と音が出るんです!
ここまできたら、分かりますね?そう、攘夷ごっこです!!
西から東に向かう船を狙って100円を入れます!!心の中で元気に「放てッ―――!!!」と叫びましょう。もちろん、叫んでいただいてもかまいません。これであなたも攘夷志士です。

実際に100円を入れた時の写真



前田砲台跡

ここは行くのが難しいです。公共交通機関を使うか、軽などの小さい車で行った方が良いです。下関戦争の時に中心となった砲台で、今は何も残っていませんが、ARを使って当時の様子を見ることができます。



ウミノネコーヒー

唐戸市場にお昼を食べに行こうとしたそこな晋作ファン!
テーマパーク価格で高いのでやめましょう。代わりにここはどうですか?特に晋作関係のメニューがあるとかではないのですが、海峡Historic Coffeeというコーヒーを売っています。松陰先生、晋作、桂&西郷、武蔵&小次郎の4種類があります!酸味が少なく、飲みやすいコーヒーなので、ぜひ行ってみてください!
また、ここのスパイスカレーとスイーツがおいしいので、お昼にぴったりですよ!




馬関越荷方役所跡

ここは晋作が1865年に命じられた「馬関越荷方頭人」が通勤していた役所の跡があります。とはいっても、石碑だけですけれど……
越荷方は長州藩が強くあるために重要な役職でした。ぜひ、越荷方がここにあったということをしっかりと覚えて帰ってください!



教法寺

これはあまり知られていないかもしれませんが、ここは奇兵隊が萩藩正規軍を襲った場所です。この奇襲が原因で、晋作は奇兵隊総督を下ろされます。当時の寺の姿が残っているわけではありませんが、この地で奇兵隊が暴れていたということは感じてもらえるかもしれません。



旧赤間関稲荷町跡

ここは、簡単に言うと「風俗街&飲み屋街」だった場所です。外濱町(唐戸市場のあたり)に宿屋街があり、その近くにこの稲荷町があったので、晋作は外濱町と稲荷町によくいたという文献が残っています。
道路側に「旧赤間関稲荷町跡」の文字があるので、写真を撮る際は車に気を付けて撮影をしてください!



末廣稲荷神社

ここは平安時代からある稲荷神社で、おうのさんがこの付近によくいました。下関裏や赤間関裏と呼ばれています。
御朱印に小さい狐が描かれていて可愛いので、ぜひゲットしてみてください!



大阪屋跡

下関にあるホテルの前に石碑があります。ここには高杉晋作や久坂玄瑞、井上馨などがよく出入りしていました。また、この大阪屋は妓楼で志士たちの憩いの場にもなっていました。それぞれの人物の大阪屋との関係を看板で見ることができるので、見てみてください!



奇兵隊屯所

極楽寺の参道の右側にあります。参道をそのまま進んでしまうと分からなくなってしまいますが、参道入ってすぐ右を見てみてください。そこに石碑があります。詳しい説明はあまりされていませんが、奇兵隊の屯所であったということは記されています。



日和山公園

ここは春か夕方に行くとエモいかもしれません!
春は桜が咲き乱れ、夕方は赤く染まった関門海峡を見つめる高杉晋作の像を見ることができます。小高い丘の上にある上、駐車場が見つかりにくいので、徒歩の方も車の方も気を付けてください。



巖島神社

ここは高杉晋作が小倉戦争の戦勝祈願をした神社です。また、ここには小倉戦争で奇兵隊が持ち帰った大太鼓があります。高杉は小倉戦争の途中で病に倒れ、亡くなってしまいます。そんな高杉が戦勝祈願をし、それが叶ったことを祝い、感謝するために奇兵隊の皆が持ち帰ったこの大太鼓を見に行ってはいかがでしょう?
また、ここには限定の御朱印もあります。その内容は行ってみてのお楽しみです!



桜山神社

ここは高杉晋作が招魂場を作った場所です。おうのさんによると、この招魂場の前で酒を飲むことが多かったそうです。
春は桜が咲き乱れ、桜まつりも開催されます。また「志絵馬」もあり、招魂場の前で誓いを立てることができます。ぜひ、長州藩士たちの前で誓いを立ててみましょう。大したことのない誓いだったら、あなたの夢の中に松陰先生と四天王が現れて、叱咤激励されるかもしれませんね(笑)

私が誓いを立てた時の様子



高杉晋作療養の地

ここは車で行くのが困難なので、車の人は近くの駐車場に停めてから行くことを推奨します。
特に何があるわけでもなく石碑があるだけなのですが、私が行くと黒猫によく会います。江戸時代は黒猫を飼うと結核が治るという迷信があったそうで、高杉が呼び寄せてるのかな?と思ってます(笑)すごく人懐こい黒猫で、可愛い声で甘えてくるので、時間を費やし過ぎないように注意しましょう。


高杉晋作終焉の地

ここは一角に専用の場所が設けてあり、石碑があります。また、東行忌には幕がかかっています。周囲はマンションなので、間違ってもマンションの駐車場に車を停めてしまわないように注意してください。
現代でも静かな場所に位置しており、町の喧騒から離れた場所にあります。この寂しい場所で亡くなったのかと思うと、心が痛みますね。



奇兵隊結成の地

ここは下関駅から歩いていきます。白石正一郎の家があった場所で、石碑があります。白石正一郎の家で奇兵隊を結成したと言われるため、同じところにあるんですよね。白石正一郎にはよく面倒を見てもらっていたようで、手紙にもそんな関係を垣間見ることができます。



高杉晋作のひょうたん井戸

結構わかりにくいところにあるし、近隣住民の方の家の目の前にあるので、行きづらいかもしれません。たまたま出会ってしまったら、とりあえず会釈をしておきましょう。
この井戸は、高杉晋作が追われていた際に逃げ込んだ井戸です。なんか、高杉って井戸に逃げ込みがちだと思うのは私だけですか?山口市にも高杉が逃げ込んだとされる井戸が残ってるんですけど……


関門海峡ミュージアム

けっこう見逃されがちですが、ここもおすすめです。関門海峡が関係する歴史についてを様々な方法で展示しており、一番のおすすめは「古今関門海峡絵巻」です!神風動画という有名なアニメ制作会社が作成したアニメを大きなスクリーンとスピーカーで楽しめます。さらに恐ろしいのは、声優がついていないことですね。脳内で好きな音声に置き換えることができます。
最高にイケメンな晋作が出迎えてくれるので、ぜひ門司まで足を伸ばしてみてください!晋作と同じように、船で行くのがオススメです!

古今関門海峡絵巻のポスター


最後に

いかがでしたでしょうか?そう、意外と多いんですよ。改めてまとめたらびっくりしたんですけど、めっちゃ多いですね。正直に言うと、古地図とかを参考にしたら、もう少し増えるんですけど、何にもないところを見てワイワイすることになってしまうので、ここでは控えておきますね。
下関は晋作の第二の故郷!そう語られるだけある、史跡の数です。ぜひ、色んな史跡を巡って高杉晋作に思いを馳せてみてください。



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