62おくえんの借金というギャグ
大谷翔平がカメラ目線で笑っただけで記事になっていた。
こんなことまで記事にしてやるなよ。
一挙手一投足まで注目されて大谷も大変だ。
大谷翔平はずっと「大谷翔平」をやっていてすごいなと思う。
「大谷翔平」であり続けるってどんな感覚なんだ。
「大谷翔平」を辞めたいと大谷翔平は思ったことはないのだろうか。だってすごいプレッシャーだ。自分のプレーひとつひとつに数えきれないほどの人々の希望と夢が詰まっているわけで。もちろんおカネもめちゃくちゃ動いている。今後彼のプレーひとつで、とんでもなく儲かる企業もあれば、計り知れないほどの損失を被る企業だって出てくるだろう。
大谷翔平はもう引き返せない。明日から急に「ひよこ鑑定士になりたいから野球辞めます」と言っても世間は納得してくれないだろうし。いや、大谷ならひよこ鑑定士でもとんでもない実力を発揮するかもしれないが。そういう話ではない。
注目といえば、野球を全く知らない私の友人は、大谷のニュースが多すぎてもう飽き飽きしているらしい。「もうどうでもいいよ」と話していた。
それはわかる。私は元々野球が好きだからこそ大谷を応援できているが、もし大谷がクリケットの選手で「今日の大谷は8オーバー4メイデン50ラン4ウィケットの大活躍でした！」とか言われても「知らね〜〜〜〜〜」ってなるし。
ただ大谷はもう二度と現れないだろう、と思うほどの異次元の選手なので、彼に関連するニュースが多くなるのはなんとか受け入れてほしいところだ。
◇◇◇◇◇
最近、どのワイドショーも大谷の水原通訳に関する話題で持ちきりだ。
彼はギャンブルで218億勝ったが、280億負けたため、差額の62億の借金を背負っているという。そして大谷の口座から24億円盗んだ。
出てくる数字が全てギャグの数字だ。
数千万の借金ならある程度は想像がつくので「大変だ…」と同情することはできるが、62億ともなると途方もなさすぎて逆に面白くなってくる。
小学生が想像できるありったけのお金を言う時の数字だ。62おくえん。
実際62億円の借金を背負っていたとしたら、1周回って面白くなってくるんじゃないか。真っ当な手段で返せる見込みはもうゼロな訳だし。笑うしかない金額だ。
水原氏は足枷をつけられた状態で出廷したらしい。足枷！？
人間が足枷をつけられることって、本当にあるんだ。
ワイドショーの専門家（足枷の専門家ではない）によると、足枷をつけることで今回の事件の重大さを示しているんだとか。
銀行を欺き、スーパースターから24億円窃盗すると、現代社会でも足枷をつけられることになる。
皆さんも気をつけましょう。
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