ちいさなことばを記録するわけ
ちいさなことばとは、子供達が日々つぶやく面白くて可愛いおしゃべりのこと。
ねぇ、ママー、サンタは何時に来ると思う?3時よ
チャイムのところにいっしょにおろうね。(この真夏にもうサンタか。)
ヤモリが5体いた!でも4匹逃げていった!(匹が正解です。)
およど(地元のお祭りのこと)でかき氷50円だって。ママいっしょに好きな味さがそう。(いいよ。ママはもう一個丸々は食べられなくなったけど。)
お腹すいてあつかったから、もうひとりでうどんたべちゃった。ごめんねー。(そして手にはガリガリ君が。エアコンのつけ方を教えます。)
残業をせずに帰宅して、30分程まったりしていたら8歳の息子から飛んできたちいさなことば達。(残業せずに帰れて夕方一緒に子供達と過ごせることの意味も語りたいがそれはまた今度。)
子供達が幼児期の頃より余裕は出たものの、職場での責任は増えてきて毎日ヘトヘトのくたくた。長い日記を書く余裕はまだない。
しかし、余裕がないから記録できないなんて言っているうちに、日々細胞分裂を続け、進化し続ける彼らのあの頃は通り過ぎていっていってしまう。
私に飛んでくる可愛いおしゃべりは指の中からすり抜ける砂のように、記憶のなかからこぼれてしまうから。少しでもその手触りを残しておきたくて、時折りスマホや手帳に彼らのことばを記録してきた。
5歳の息子には5歳の息子にしか喋れない、8歳の息子には8歳の息子にしか喋れない、会話の粒。流動的に毎日進化していくことば達は、わたしにとって宝ものだから、こうやってちいさなことばを記録し始めたのです。
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