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エネルギーの源

マザー牧場へ行ってきた。

目的は、ネモフィラを見ることだった。ひたちなか海浜公園に行く予定だったが、あまりの混雑具合にたじろぎ(特急の席がほぼ埋まっていた!)、もうちょっと手頃なところで行けないかと探したら、マザー牧場か昭和記念公園がヒットし、どうせなら足を伸ばそうとマザー牧場が選ばれた。

ネモフィラはもちろんきれいだった。一面に水色の花々が咲きほこり、お天気も良く、観光客が連れているワンちゃんたちも楽しそうでかわいらしかった。

さて、目的は果たせた私たちは、動物でも見るかと牧場エリアへ。

私は牧場というものにほとんど行ったことが無かったので、放牧された羊や馬や牛たちが新鮮で、かなりテンションが上がっていた。

もこもこの羊たちがこちらへ寄ってきて、柵から身を乗り出してエサ寄越せという顔をしてくる。

エサは買っていなかったので、代わりにもこもこの毛をなでなで。あたたかくて、ふんわり優しくて、なるほどこれがウールか…と納得してしまった。

私はお洋服や靴や鞄が好きだ。

ウールやカシミヤ100%なんて言うと、やっぱり肌触りが違うし、本当にあたたかい。

靴や鞄も、やっぱり本革が長持ちするし、使ううちに出てくる味もあって、高いけどどうしても本革に代わるものはないなと思ってしまう。

毛のあたたかさも、革の耐久性、つややかさも、すべてエネルギーなのだ。普段は遠くにいるこの子たちからたくさんエネルギーを貰ってたんだ。なんて、そんなことを考えた。

それから、牛を見に行った。牛は思ったよりもずっと大きくて、これ食用に捌くの大変だろうなあとか殺生なことを考えてしまった。

牛の目は、大きくて真っ黒できょろんとして、かわいらしかった。チェーンの首輪が重苦しい存在に見えた。牛肉は大好きだ。牛乳もよく飲む。なんだかなあ、という気持ち。

いただいているんだな、と、そう思った1日でした。

普段、何も気にせず肉だ肉だとパクパク食べ、やれ高級和牛だの、なんとかランクだのと言って騒いで消費して、なんかちょっと恥ずかしい。

でも、生き物たちに感謝して、エネルギーをいただいて生きていこう。

そんな風に考えることができました。

今日も思い出が増えました。ありがとう。

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