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感じるままに、選ぶ:お片付けの真髄

さてさて、みなさま。
ごきげんよう。

今日の授業はとても大切なところなのです。
よーくお聞きになってね。

選別の仕方についてお話しします。残すものと捨てるものをどうやって仕分けるのかについてでございますよ。

まず、トップスの片付けを始めたといたしましょう。
あなたはトップスの山の中から、一枚のTシャツを手に取ります。

手にとったとき、何を感じますか。
そのtシャツを触った時に、何を感じますか?

その感覚があなたにとってポジティブなものであるなら、そのTシャツは残しましょう。

ポジティブな感覚とは、良い気分になる、大好きな物だ、幸せ、あたたか、安心、豊かな気持ちになる物のことです。

そうでない物は手放します。何も感じないという物や、好きでない、嫌な思い出がくっついてるなどネガティブな感情が蘇る物ですね。

そう、ポイントは「考えるな、感じろ」。

脳の中で思考を司るのは大脳新皮質という部位です。この器官で人は理性的な判断を下します。
「まだ使えるか使えないか」「必要か不要か」

いいですか、片づけの選別においては、この思考を司る器官をなるべく使わないことを心がけるのです。

使っていただきたいのは脳の中でも進化的に古株な、脳幹と呼ばれる器官です。この器官ではより本能的な部分や、感情、フィーリングなどを司ります。
この脳幹を意識して使うことが大切です。

なぜなら、私たちが片付けをする目的は、「幸せになること」であり「楽しむ事」であるためです。

幸せ〜とか楽しいな〜という感覚を司るのは脳幹です。大脳新皮質ではないのです。思考では幸せには辿り着けない。
「どうやって幸せになろうかな」という考えを突き詰めることが、幸せの道になると思いますか。

幸せ、楽しさ、喜びを感じるためには、幸せ、楽しさ、喜びを感じる選択をすることです。

Tシャツを触った時の感覚を、心に湧き上がるフィーリングを捕まえてください。感じようとしてみてください。

あなたの中に眠る、本当のあなたの声に耳を澄ませてください。

最初は少し難しいと感じるかもしれません。
ですが大丈夫。慣れれば誰にでもできるようになります。

私のお伝えするお片付けでは、あなたが持っているすべてのものに対して触り、この選別を行うのです。

まず、全部出す。
次に選別する。
最後に残したものを収納する(衣服なら畳んで、収納)。

これをすべてのカテゴリに対して行なっていきます。

全体像が、だんだんはっきりしてきましたでしょう。
今日の授業はここまで。

ごきげんよう。

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