感謝して手放す:物との別れ方と新たな学び
ごきげんよう、皆様。
今日もようこそお越しくださいました。
今日お話ししたいのは、物の捨て方についてです。
片付けをする際は大きなゴミ袋を用意しまししょう。
前回はものの選別、どうやってその物を残すか、手放すか判断するのかについて話しました。
触ってみて、あなたにポジティブな感覚を沸き起こさせるもの、を残すのでしたね。
ではあなたに、ポジティブな感覚を起こさなかった物、手放す物についてちょっと考えてみましょう。
なぜ、だと思いますか。
この物はあなたの部屋の中にあるのですから、過去のあなたはこの物を迎え入れたはずなのです。
この物が部屋に来た日のことを思い出してください。あなたは嫌々この物を部屋に受け入れたのでしょうか。それとも、最初は喜んで受け入れたけど、だんだん変わっていったのか。
「このTシャツ、可愛いと思って買ったけど全然着なかった。この色私に似合わないのよね」
「これ、義母から譲り受けたけど、そもそも好きじゃないの」
「たくさん着たけど、古くなってしまったし、あちこち痛んでるから」
「この服、物凄く高かったんだけど、サイズが合わなくて、でも勿体無いから」
いかがでしょう。
すべての物には魂が宿っています。あなたの部屋の中にある、すべての物はあなたを幸せにしたくてやってきます。
その物によって、あなたは自分自身を定義します。
あなたが特別好きな服は、あなたの「特別に好き」とはどういうことなのかを具体化してくれます。
この暖かさ、この肌触りの良さ、この色が私は好きであるということを。
そうでない服も、あなたを表現するのに一役買っていることに気が付きますか。
「この色は好きではない」ということを、あなたはその服をもって初めて知ることができるのです。
あるいは「この人のことが好きではない」「心地よさを大切にしたい」
「次はちゃんと試着してから服を買おう」という学び。
あなたの部屋にある物全てが、漏れなくあなたのために存在してくれている。
だからこそ、いいですか、ここが大事なところです。
物を手放すとき、ゴミ袋に入れるときに、その物に対して感謝の気持ちを伝えてください。
「たくさん買ったのに、使いきれなくてごめんね。次はこんな買い方しないから。そのことを教えてくれてありがとう」
そんな風に、一つ一つのものに対して向き合いながら片付けを進めていきましょう。
物を捨てること、というのは多かれ少なかれ罪悪感を持ってしまいがち。
だけど感謝をすることで、その罪悪感を和らげる作用もあるのです。
是非、やってみましょう。
今日の授業はここまでです。
ごきげんよう。
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