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『ノラ-あるいは、人形の家-』役者さん方へ

こんにちは☀️
丸い金平糖(群)です!

今回は夏川椎菜三部作の中からの第三作と言われている
『ノラ-あるいは、人形の家-』
を観劇したので、役者さんにフォーカスをあてての感想戦です!

舞台の内容についての感想は先にあげておりますので、そちらもよければ読んでみてください!
また、日替り衣装のみの記事は次の記事をご覧ください!

今回の『ノラ-あるいは、人形の家-』ではじめましての役者さんも勿論いらっしゃいましたので、舞台上の役者さんの演技を結構ガッツリ観させていただきました!
同じ舞台でも複数回観に行くと少しずつ感じ方が変化していく。
役者さんの演技も然り、観客の反応然り。

今回は東京の『銕仙会能楽研修所』と
茨城の『水戸芸術館ACM劇場』

この2箇所の舞台で同じ公演という、またナンとも贅沢な観劇!

役者さんと登場人物

それでは早速、本題の役者さんについて
私の個人的な感想をつらつらと書いてまいりましょう!
それぞれの登場人物と役者さんがどの様に映っていたのか、自分も改めて振り返りながらかいていきますね!
順番にご紹介させていただきます。

クリスティーネ・リンデ役
 高山のえみさん

最初に舞台上に現れてからずっと『魅惑的なお姉さん』でした。
始まってすぐのダンスパート、あんなに目で追ってしまうダンスはなかなかありません。
水戸公演で2日ともに、ノラとトルヴァルの最後のやり取りをしているシーンで涙を流されていた姿が印象的です。
爆音の中でナンちゃんがマイクを使って歌っているシーンで、マイクを持っていないのにセリフがハッキリ聞こえてきたのは、やっぱり凄い舞台役者さんだからこそ可能な演出。
すっと耳に入ってくるクリスティーネのセリフが、話に緩急を与えてくれていたと感じます。
最後のご挨拶の際、優しい声色でお話しされていた姿を見て、とってもお優しい芯のある役者さんなのだと感じました。
ありがとうございました!

ニールス・クログスタ役
 川久保拓司さん

ノラとやり取りをする際の姿、とても力強くて『この人本気だ』と感じる演技でした。
舞台上でのクログスタの揺るぎない気持ちをずっと力強く演じられていて、クリスティーネと本当の交流をされる場面では素敵な一途な男性としての振る舞い。
クログスタは川久保さんの演じられた姿だから、その様な感想を持ったと思います。
ノラがクログスタに責められるシーンでは
『ノラではなく、ナンちゃんだったら泣く……。』
と思ってしまうほどでした。
常にノラへの敵対心を持っている姿を演じられた後、ご挨拶の際に微笑まれていた姿。素敵でした。


ドクトル・ランク役
 塩谷亮さん

自分の気持ちを曝け出したり、隠したり。
そこに『ドクトル・ランク』が確かに居ると錯覚する自然な演技。
踊り狂う場面では髪の毛を振り乱し、全公演が終了してしまった今では
『ランクはあそこで髪を振り乱しながら、ノラを救う為に全力で、まさに命をかけて応えている』
そう思えます。
歌唱シーンが終わりヒヨコブレード🐥の電源を切る時、ヒヨコブレードのボタンをしっかり見ながら消している姿、とても可愛らしかったです。

エミー役
 寺戸花さん

まず初めに、ラジコンヘリの操縦をあんなに大勢の前で完璧にされていて凄かったです!
ラジコンヘリって本当に操縦が難しい。
そんな難しいこともエミーを演じながらやってのけ、たくさんの大人達と舞台を作り上げる姿。
素晴らしかったです!
舞台上で少し異質な存在感を出していたエミー。
あの異質さは舞台の感想を書いたり、台本を読み返すたびにひしひしと感じます。
最後に人形を箱から取り出して椅子に座らせる時の笑顔、とても良かったです!

ヘレーネ役
 荻沼栄音さん

最初に舞台に現れた時、ガムを噛んでいるような口の動き。
あの演技で今回の舞台の最初のシーンから、1年でどれだけの出来事が起きたのだろうと想像が掻き立てられました。
ト書きをセリフの合間に発言してゆくのは、舞台上で他の役者さんの動きやセリフも意識しつつとても大変だったかと思います。
あのト書きはヘレーネだから違和感がなく聴き取れました。
水戸公演で寂しいとおっしゃっていた姿。
それだけ本気で舞台と向き合って、私たち観客へ届けてくださっていたのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。

トルヴァル・ヘルメル役
 宮地大介さん

宮地さんには、まず感謝からお伝えしないとですよね!
私達、ヒヨコ群が大好きなナンちゃんの初舞台から三作品。
ナンちゃんと共に走り切ってくださり、本当にありがとうございました!
そして、ナンの疑問も持たずに連日🥚を持参してくる厄介なヒヨコ群🐥への寛大なご対応、本当にありがとうございました。
宮地さんの演技はずっと観てしまう。
トルヴァルがノラに対して徐々に対応が変わっていく様子は、本当に自然な流れで『そうなるよね。』と納得してしまいました。
夏川椎菜の舞台、三作品全てで全く違う役所を演じられて、ありがたいことに全て観劇できたこと。
それだけ多くの事を宮地さんの演技から受け取りました。
本当にありがとうございました!

ノラ・ヘルメル役
 夏川椎菜さん

まずは、本当にお疲れ様でした!
普段からヒヨコ群としてナンちゃんについて行っておりますが、どこにそんな時間があったのかと思うほどの活動量。
そこに舞台の稽古が入って、どれだけの時間を私達の為に割いてくれているのか。
それだけのものを貰っているから、ナンちゃんにはもっともっとお返ししないとと思ってます。
今回で夏川椎菜、三部作が完結。
深作組のミューズの旅立ち。
けれどこれからも、私達の大好きな夏川椎菜はずっと羽ばたき続けます!
そして私達はどこまでもずっとついて行きます!
ナンちゃんが舞台で演じられた人間は、ずっと私の中で大切に持っていきます。
本当にたくさんの感想が生まれる素敵な舞台を、ありがとうございました!
これからもよろしくお願いします🐥

演出
 深作健太さん

深作さん!
ナンちゃんを深作組のミューズとして旅立たせてくださり、本当にありがとうございました!
ナンちゃんのファンであるヒヨコ群が勝手に盛り上がっている中、寛大なご対応と更なるサプライズ。
ずるいですw
深作さんの創られる舞台は、必ず毎公演で持って帰る感情や感想が違いました。
今回のノラは最も顕著にそう思います。
最終的に『水戸までありがとうございます!』と言われてしまうほど何度も観劇したノラ。
大切な宝物です。
本当にありがとうございます!
うちのナンちゃんは卒業証書をビリビリに破いて、再び深作さんの元へ行きます!
ヒヨコ群はそんな夏川さんについて行くので、その時はまたとんでもない奴らが来ると思っていてくださいw🐥🐥🐥🥚

脚本/翻訳
 大川珠季さん

外国語が苦手な私にとって、海外の作品は身近な存在ではありませんでした。
そんな遠い存在である海外の作品を、スッと受け入れられたのは、大川さんの翻訳、脚本があったからです。
舞台の台本を読み返して、言葉の意味やニュアンスを真剣に考えたりする舞台はそうそう出会えるものではありません。
本当に素敵な作品に出会わせてくださり、ありがとうございました!
水戸公演が終了した後、勇気を出してお話しした時間。とても嬉しかったです。
大川さんから頂いたサイン。一生大切にします。台本を読み返すたびに大川さんの紡いだ言葉を思い出します。
先日のお誕生日のポスト、拝見しました。
私も大川さんのように素敵な大人になれるよう、できることから探してみます。

音楽/演奏
 西川裕一さん

西川さんの音はずっと生。
役者さんの演技に合わせた、一度限りの音。
毎公演、何度も同じ舞台を観劇しているのに違った捉え方をしたのは、その音があったからです。
本当に贅沢な舞台の楽しみ方だと思っています。
西川さんの奏でる様々な楽器の音は、西川さんが演奏されなければ一生音を聴くことも名前を調べようとも思わなかった楽器だったと思います。
素敵な音を思い出のシーンと共にこれからもずっと思い出します。
ありがとうございました。


最高の舞台を
 ありがとうございました!

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