Society5.0から読み解く個人投資家の生存戦略
私インデックス投資家が何故ビットコインやイーサなどのデジタルアセットを保有しているか、少し触れたいと思います。
第5期科学技術基本計画(平成28年1月閣議決定)において、日本が提唱する次世代の社会モデル「Society5.0」ではサイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会を目指している。
これまでの社会変遷
(Society 1.0)狩猟社会
(Society 2.0)農耕社会
(Society 3.0)工業社会
(Society 4.0)情報社会 ←現在
情報社会(Society 4.0)はデジタル技術の急速な発展が社会に革新をもたらした。
一方で資産家に富が集中したことで社会構造に歪みが生じ、資本主義も限界に近いと言われている。
Society5.0はテクノロジーの力で経済発展と社会的課題の解決の両立を実現する。
r>gで有名なトマ・ピケティ氏が運営する世界不平等研究所が発表した「世界不平等レポート2022」によると次の通り。
・世界トップ10%の裕福な家庭が所有する富は全体の75.6%を占める。
・ボトム50%の貧しい家庭が所有する富は全体の2%に過ぎない。
つまり、私達は1割の富裕層が8割の富を所有する、とてつもない格差社会で世界で暮らしている。
資本主義が成立するのは、お金に対してモチベーションが無い人の存在があるからだ。お金の追求心を基礎としているのに、全ての人がお金を追求したら市場経済は機能しない。(経済学者ジョセフ・E・スティグリッツ)
もし皆がFIREを目指したら、世の中どうなるか。誰が実体経済を回すのか。
今後、分散化の流れが加速し中央集権であったものが非中央集権的になる。これはweb3と言われる新しい世の中の在り方で国家戦略でもある。
過去の記事で書いた通り、新たな経済圏が生まれてくる。
新たなテクノロジーにはフレンドリーでいたほうが良い。10年後の答え合わせが楽しみだ。
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