胃カメラ行ってきた体験記
悪名高い胃カメラ検査をやられる予告をされ戦々恐々の2週間を過ごしてきましたがなんとか生還しました。
呪文のように「これも経験これも経験...いつか創作に役立つ時が来る...」と唱えながら耐えるのがコツです。
まぁ、実際に受けた話を事細かに解説していけば多少これから行く人達の助けになるかと思い、検査後30分の新鮮な記憶でメモした内容を晒そうと思います。
あくまで私が行った病院の検査方式なので場所によって結構変わるかもしれない。
気分はドナドナ。まず胃の中の泡を消す液体を飲まされる。薄〜いスポーツドリンクみたいな味で、ほぼ水と思って飲めばヨシ。
看護師さん達に囲まれて覚悟を決めさせられると検査室へ。
喉にスプレーで麻酔がかけられる。あーって言いながらシュッとやられる。味は龍角散の濃いバージョンに辛さ追加したような感じなので不安な人は龍角散常用しとくと意外と美味しさまで感じれるかもしれない。
私は鎮静剤を希望したので仰向けの状態で右腕は血圧測定、左腕に鎮静剤の注射。
結構ふわふわしますよ〜と薬キメるときのような台詞を宣われでビビりながらもまず注射が痛い。つら。
この辺りでもう即効性の喉麻酔が効いてきて発声がしづらくなってくる。唾は飲み込まないようにしよう。でも喉の違和感がすごいから咽せたくなって、それを堪えるために反射で涙が出る。
麻酔ってどんな感覚なの?って言われると、歯科麻酔やったことある人は分かるかな、なんかちょっとその部分だけがひんやりしてる感じ。感覚ないから冷たく感じるのかもしれない。
そしたら体を横向きにして、口にプラスチックでドーナツ型の、簡単な口輪というかマウスピースというか、なんかを噛まされる。
とにかく鼻で吸って口で吐けとのことなので出産かよと思いながらスーハー。
その穴の間からカメラチューブをぶっ刺されるわけだが、中々にキツい。入れる瞬間がまず我慢どうこう以前に反射でゲホる。
ゲホゲホ咽せつつもぐいっと入れられると10秒おきくらいに難関地点がやってくる。
胃の入り口付近なのか知らんがマジで反射で胃がへっこむようにえずきたくなって、カメラの痛みはないんだけど咽せるときに腹筋使いすぎて横腹痛くなった。
おぇぇと声だすの必死で堪えながらもこれ完全に胃液出てるでしょってくらいに吐きますね。
しばらく耐えたら空気が注入されて、ゲップしたくなる...らしい。正直何かを耐えてることだけ分かったけどゲップって何だっけ...という無我の境地だった。意外と私の場合ゲップ堪えるのは楽だった。
結構抜いたり入れたりするけど奥行かれると胃の中って感覚あるんだなーって思うくらい鈍痛が...まぁ大したことはない。お腹の辺りの違和感すごいけど。
なるべく無様な姿見せないためにはどうしたら良いですか?って言われると、唾は放置して流せ、とにかく口で息吸うなとしか...ひたすら鼻で呼吸することに集中してると案外ゲロ吐かないで済むかな。
口の周りにシート敷かれてティッシュ敷き詰められるので唾液と生理的涙は垂れ流し前提。
いや技師さんがもう終わりますよーって言った時の希望感よ。空気を抜いていくと確かに膨らんだ感じが無くなっていってわかりやすいなーと。
終わった後はティッシュ渡されて唾液とか色々拭いました。きちぃ〜とか軽口叩く余裕を取り繕いつつ内心抜いた後も残る残留感に耐える。
そしたらリクライニングのすごい寝心地の良い椅子に案内されて、1時間くらい麻酔消えるの待ちましょうねとのこと。その椅子何処で売ってますか?
つかこれ書いてる間の30分くらいでだいぶ切れてきた。唾も飲み込める。
鎮静剤の効果に関しては、寝起き30分がずっと続く感じだと思う。運転とかは法令で禁止されてるし、でも鎮静剤無しだともっとキツいと思うから交通手段は事前に検討する必要がある。
とまぁこんな感じでした。中々地獄でしたが巷で言われてるほどか?とも思います。
終わってから看護師さん達にやたら上手でしたねって褒められたから私が胃カメラ上手いだけなのかもしれない。
...よく考えたら胃カメラ上手いってなんだ?
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