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宇宙と書いてそらと読む

今回の部員日記は、商学部2年村田雅常が担当させていただきます。

肌に触れる空気は冷たく、日吉キャンパスのイチョウの葉もかなりの数が落ちました。すっかり冬になりましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
そういう私は、もう2年生ですので、例の「一年生はイチョウの葉が全て散るまでに彼氏彼女を作らないと四年間独り身になってしまう」というジンクスに去年のように悩む必要もなく、穏やかに日々を過ごしております。誠に遺憾です。
こんなことを言っていますからお察しかとは思いますが、最近は、特に抑揚のない平坦な人生を歩んでおります。一足早くお正月気分です。
ですから、この部員日記で書く話題が見つからなく、困り果てていました。何を書こうか迷い迷い、挙げ句の果てに12月14日は何の日か、なんて調べましたところ、南極の日。というわけで、南極の日にまつわることを書きます。拙文になってしまうと思いますが、最後までお読みいただけたら幸甚です。

なぜ12月14日が南極の日なのかといいますと、1911年の12月14日にノルウェーの探検家ロアール・アムンセンと他3人の隊員が、世界で初めて南極点に到達したらしいです。そういえば、そんなこと世界史で覚えたなと思い返します。南極点に着いた彼らは無事全員帰還しましたが、当時南極点到達を競っていたイギリス海軍大佐のロバート・スコットと隊員は、帰路で遭難し、全員が死亡してしまいました。
南極点付近の観測基地の名前は、2人の探検家に敬意を表して、アムンセン・スコット基地と命名されたらしいです。

南極は上陸すること自体かなり難しいです。南極条約というものがあり、南極大陸に上陸できるのは1度に100名までと定められています。そんな南極での映像を高校の地学の先生が見せてくれたことを記憶しています。かなり変わった先生なのですが、地学関連のことへの情熱がひしひしと伝わってきてとてもいい先生でした。その映像では、あまり鮮明には覚えていませんが、ペンギンなどの現地の動物だったり、温暖化により氷が溶けて岩がモロ出しになっている姿だったりと、リアルな南極が見れて感銘を受けました。

そんなこともあり、私は南極というものに幾ばくかの憧れを抱いているわけですが、その憧憬を支えるもう一つの要因があります。
『宇宙よりも遠い場所』というアニメをご存知でしょうか?
こちら私の人生観に大きな影響を与えた素晴らしい作品ですので、紹介させていただきます。

あらすじです。何か新しいことをしたいと思いながらも、なかなか踏み出せずに普通の日常を送っていた高校2年生の玉木マリが、同じ高校2年生で南極を目指す小淵沢報瀬と出会い、共に宇宙よりも遠い南極を目指す物語です。
彼女らの他に、高校を中退しながらも大学受験に励む三宅日向や、高校生タレントの白石結月も共に南極を目指すのですが、4人全員がそれぞれの信念、悩みを持っています。そして、4人全員が、仲間の助けと自身の決心によってその悩みを乗り越え成長していくという内容が全13話に詰まっています。涙なしには見られません。

ストーリーに限らずアニメとしての完成度も高く、かの『ノーゲーム・ノーライフ』でタッグを組んだいしづかあつこ監督と脚本の花田十輝さんが手掛けていて、演者も大物声優が集まっております。先に紹介した主要キャラ4人を演じているのは、水瀬いのりさん、花澤香菜さん、井口裕香さん、早見沙織さんです。ビッグネーム過ぎ。

こんなところにしておきましょう。いやはや、本当にアニメは私の日々のモチベーションを高めてくれます。日本に生まれてよかった。

長く拙い文章でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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