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覚悟はいいか、俺はできてる

今回の部員日記は、商学部2年村田雅常が担当させていただきます。

新学期が始まり早くも2ヶ月が経過しました。本当に時の流れは速いもので、去年のことが昨日のことのように思えます。この時の流れに置いていかれないように、1日1日を大切に過ごしていきたいなと感じる所存であります。

さて、最近の弊部ですが、空前のアニメブームが来ていると勝手に感じております。最近流行りの『推しの子』や、ロングヒット作品である『ジョジョの奇妙な冒険』に関しての話をよく耳にします。僕自身アニメが好きなのでこの傾向を非常に芳しく思っております。ということで、今回はこのブームに乗じて、今期おすすめのアニメを一つ紹介させていただきます。

ちなみに、タイトルの「覚悟はいいか、俺はできてる」というのは、『ジョジョの奇妙な冒険』第5部に登場するブチャラティというキャラの名言です。ジョジョ作品で一番好きな名言でありまして、是非皆さんにはジョジョを1部から5部まで見てもらいこのシーンまで辿り着いていただきたいです。

では早速ですが、僕が今推しているのは『スキップとローファー』というアニメです。高松美咲さんという方によって月刊アフタヌーンで連載中の漫画で、アニメは現在第8話まで放送されています。
大雑把なあらすじです。中学卒業を機に能登半島の端っこから上京した主人公の岩倉美津未が、本人はそのつもりはないんですが、田舎育ち丸出しで高校生活を送るという話です。

このアニメの(おすすめのアニメを紹介させてもらっているので、「このアニメ」と表現しています。原作厨の方もしいたら申し訳ありません)本当に素晴らしいなと思うところはキャラの人間関係における対比関係であります。
どういうことかと言いますと、例えば美津未の高校最初の友達である志摩聡介というキャラがいます。彼はザ・シティボーイといった感じで高身長イケメンでモテモテ。愛想はいいですが、思ったことをすぐ口にするようなタイプではなく、自分のことは人に話さないし、詮索されるのも嫌います。かという美津未は頭はいいですがど天然。田舎育ち丸出しで、おかっぱ頭で服はダサい。とにかくピュアで、思っていることを真っ直ぐ話します。この物語はこの2人の関係を主軸に話が進みます。この真逆の2人がどういう因果か最初の友達として仲を深めていきます。会話もあまり噛み合っていないのに、なぜかそれが妙に心地よいんです。
もう1人、同じく美津未のクラスメイトである江頭ミカというキャラがいます。彼女は女子力が高く、おしゃれに気を使ったり、最近の流行にとても敏感です。他社からの目線を大事にしていて、スクールカーストも重要視しています。かという美津未は中学校の同級生は十数人程度。当然スクールカーストなんて知りません。空気を読むことも苦手で、なんとなく察知はできますが鈍感です。
まだまだたくさんのキャラがいて、その分さまざまな対比関係がありますし、同じ人同士でも別の対比関係が見えてきたり、生まれたりします。

この物語で岩倉美津未というキャラは、自分が変わっていくのと同時に、無意識のうちに他者の心情にも大きな変化を加えます。そして、そのパワーはアニメの中だけでは収まらず、視聴者の心にも届きます。このアニメを見ると、岩倉美津未という人間を通して、なんだか一つずつ優しくなれるような気がします。

以上です。著作権が怖かったので文字だけになってしまいました。誰か1人でも観てくれたら本当に嬉しいです。

長く拙い文章でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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