私にとっての命綱

私は、『100万回生きたねこ』が分からないというところが自分の最大の急所にして命綱でもあると思っている。あれが分かるようになったら私は私ではない。

結婚の奴 能町みね子作 より

こういう命綱ってやつ、『花束みたいな恋をした』にも出てきたなあ。吉本ばななのキッチンを読んでも心が響かない奴はどうかしてるとか。私にとっての命綱とやらは、何だろう……多分だけど、酒が飲みたいと思うのが、かわいい服に胸がときめくのが命綱なんだろうな。

結婚の奴、は同期に借りた。Sh!mさんに響きそう!って。この前シーレの美術館に訪れる約束をして、約束の前日に本持っていくとの連絡が来た。こういう、本の貸し借りをするのっていつぶりだろう。自分から貸してほしいと言って借りることは度々あるけど、「私が好きそうだから」って良いよね。自分では買わないジャンルだけど、言葉の言い回しとかすごく勉強になるしすごく視野が広がった気分になった。なかなか自宅だと本を読むハードルが高くて、うちね、低いテーブルにクッションだから長いこと座ってられないの。今日は寝っ転がってダラつきながら読んでたけど、そのくらい自由なスタイルで本読んでも良いよね。おやすみ~

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