メーヴィス王国は騙された

まだプロット前のイメージで、ざっとした流れと役割を、書き出してみました。

周囲の国と、小競り合いを繰り返す大国シュプリンガー帝国。

幾度も繰り返された戦争で、疲れ切った、メーヴィス王国国王は、調印を行う。
そう、和平だと思い。

一,メーヴィス王国に対して、これ以上、侵攻は行わない。
二,王国はシュプリンガー帝国の庇護の元で暮らし、衣食住を保証する。
三,双方での武力衝突は禁止する。破った国は賠償責任を負う。
四,庇護を受けるにあたり、相応分は対価を支払う。
五,不服あるときは書面をもって通知し、協議の上速やかに履行をすること。

そんな、ザルだらけの協定書。

四番目が、死の宣告。
つまり属国化を決定付けた。

調印をした翌日から、シュプリンガー帝国軍は、王国内へ入り込み目を光らす。
その経費は、とても支払えるものでは無かった。

三があるため、帝国兵に手が出せない。
書面で苦情を言っても、覚えが無い。届いていないのだろう、見ていないとの一点張り。

一年が過ぎた頃には、財政が破綻し、餌を貰い暮らす国が一つ出来上がった。
その間にも請求される経費は積み上がり、国民は奴隷として徴収される。

そして一〇年が経ち、ある少年が成人を迎えた晩、天命を受ける。
『魔人を倒し、この世界に安寧を』
だが、受けたのはその言葉と、蘇った記憶のみ。

そう。少年は当然困り、頭を抱える……

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メーヴィス王国
王様 アンイー=メーヴィス十三世
宰相 センリョー=ハンダム
妃 シノギ=ソノバ
第一王子 ヒリキー
第一王女 ノリーナガレ

側室 マリアーヌ=エイユウ
第二王子 サポトー
第三王子 ハジャー 15歳

軍務卿 ヘタレー=ムサーク

シュプリンガー帝国
帝王 ヒョウイー=マージーン
宰相 コシィー=ギンチャーク
軍団長 キラー=シリアール

名前は役割に沿った説明で、書くときには変更します。
多分ですが。

公開は、六月を予定しています。


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