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僕の人生.4

今回も記事をご覧いただきありがとうございます。きさっちです。

前回は喘息の病気を罹患していた事、
人生2回目の入院をしたことを書きました。

ちなみに、
僕は人生で今のところ4回入院しています。
あと2回あるわけですが、
それは後ほど書いていきます。

前回の記事に加え、
僕が小学生時代に苦労した病気はまだあり、
それは僕の人生そのものから切り離せないくらいの、
今も継続して苦しんでいる病気について書きたいと思います。

この病気が出始めたのは
あまり記憶にないのですが、
たぶん小学校4年生くらいだったと思います。
発症するきっかけはわからず、
そして今も付き合っているわけですが
罹患の理由はわからないです。

それは、アトピー性皮膚炎です。

僕がこの病気と出会ってから
幾度となく苦しめられ、
どれだけの行動範囲を
狭められたかわかりません。

そのくらい僕にとって
最大の苦しみであるわけです。

アトピー性皮膚炎は、
罹患した人にしかわからない辛さがあります。

それは、
猛烈なかゆみに襲われることです。

誰もが1回は蚊に刺されたことはあると思います。
蚊に刺された患部は
もの凄くかゆくなりますよね。
でもある程度時間が経てば
かゆみは治まります。

例えるなら、
アトピー性皮膚炎は
この蚊に刺されたかゆみが永遠に続くと思ってください。
常に体のどこかがかゆくなり、
掻くと余計にかゆくなり
さらに掻くわけです。
そうすると正常な肌は壊れていき、
傷ができます。
壊れた肌は外部からの刺激に敏感になり、
さらにかゆみを発症する頻度が高くなり、
また掻き出すのです。

アトピー性皮膚炎は
この悪循環でできているのです。

人によってかゆい場所やかゆみの程度は違うのですが、
僕の場合は子供の頃は足の膝の裏と、
腕の曲がる内側のところが特にかゆかったです。
患部は掻きむしった痕が
血や滲出液で肌を覆い、
ケロイド状態になっていました。
だから、半袖半ズボンで過ごすのが
凄く恥ずかしかったし、
もはや動き回ることすら患部のかゆみや掻いたことによる痛みで鈍くなり
小学校生活に障害をきたしてました。

今大人になっても、
頭から足のくるぶしまでほぼ全身がかゆい状態まで広がってますが、
飲み薬と塗り薬のおかげで多少掻いた傷があるくらいです。
でもかゆみは薬で抑えられてるだけで、
効き目が切れてくるとまたかゆくなります。

アトピー性皮膚炎は、
薬で抑えることはできますが
現在の医学では根治はできません。

アレルギーは血液検査でアレルギー物質の特定ができるのですが、
アトピー性皮膚炎に関しては
医学的にも原因追求は難しいとされており、
現在も根治は難しい病気であります。

だから一生付き合わなければならないし、
一生このかゆみに苦労しなければならないのです。

こんな生活がもう30年以上続いているのですから、
気持ちはオープンにはなれない
むしろ塞ぎ込む生活になりますし、
どこかで誰かに嫌な目で見られるんじゃないか、
嫌われたりしたらどうしようと思いながら
今まで生活してきました。

たぶんこれからもそうだと思います。

夏は汗が滴り落ちるだけで
物凄いかゆみに襲われるし、
冬は乾燥肌でカサカサになり
物凄いかゆみに襲われるため、
一年中悩み続ける生活に
精神的にも疲れるのです。

僕はまだ症状が中等度なので、
薬で抑えていれば普段生活する上では支障はないのですが、

かゆみのピークの時には何かしていても
無意識に手がかゆいところを掻いているし、
掻いたところは赤くなり
酷くなれば傷ができるし、
後日ボロボロの肌になるのです。

今思うことは
たらればになりますが、

僕がアトピー性皮膚炎でなかったら
どんなに楽な生活ができただろう
もっと楽しい人生が送れたんじゃないか

こう思います。

なんで自分だけ
こんな見た目の悪いやつなんだろう。
なんで自分だけ
こんなに苦しまないといけないんだ。

こう思っていました。

小学生の頃は僕の周りには
同様にアトピー性皮膚炎で悩んでいた人は
いなかったと思います。

アトピー性皮膚炎は
もう見た目でわかってしまうんです。
だからいなかったと判断できます。

僕の記憶には、僕みたいに見た感じアトピー性皮膚炎の人はいなかったんです。

アトピー性皮膚炎は、
直接命に関わる病気ではないから、
医学の進歩は他の病気より遅いです。
新たなメカニズムによる新薬が発売される頻度も10年にひとつとか。
それも全てが対処療法といって、
一時的にかゆみを抑え込むだけの薬。

もし、この世に
アトピー性皮膚炎を完治する方法が出たとしたら、
それはもうノーベル医学賞ものです。

いつかそれが現実になるよう
アトピー性皮膚炎患者は待ち続けているのです。

僕が苦労した小学校生活は、
病気によるものがほとんどでした。

そして中学校生活。
もちろんアトピー性皮膚炎は続くのですが、
また予想もしなかった病気と遭遇することになります。

その病気は、
病気自体に苦しめられてはいませんが、
治療中・治療後の精神的な苦しみは
経験がある人にしかわからないものです。

これは、
また次回に記事にしたいと思います。

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この後にも記事が書いてありますので
ぜひ読んでみてください。

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