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お家で楽しくおいしいこと〜超簡単イタリアン「アスパラガスと卵」レシピ

あっという間に世界中に感染が広がった新型コロナウィルス禍。
感染拡大を防ぐため、いつもの暮らしを変えなきゃいけない、
#STAYHOME の日々 。
みんなが家に閉じこもってモヤモヤしているとき、
簡単にできておいしいことを広げたいと思います。
基本身近なものでささっと作れて間違いなくおいしいもの、
そして気持ちがふんわり和むものがいい。

アスパラガスの季節になりました。
北イタリアでもこの時季はせっせとアスパラガスを食べます。
Asparagi con uova という、つまりそのまんま「アスパラガスと卵」という
定番料理(ともいえないかもしれない?)を紹介します。
ただアスパラガスと卵を茹でるだけの超簡単レシピ、
しかし立派なイタリア料理です。
日本ではしゃきっとした歯ざわりと鮮やかな緑の色にこだわりますが、
イタリアではそれよりもひたすら柔らかい食感を追究します。
レストランではあらかじめ茹で卵を細かく刻んでサルサにしたものを
添えますが、家庭では茹で卵をそのままごろんとつけて食卓へ。
食べる時に自分のお皿の上で卵を刻んで、オリーブオイルと塩胡椒で
味つけして食べるのがおうち風です。
食べ方を説明しながら、お皿の上でカチャカチャ卵を刻み、塩をパラパラ、胡椒をガリガリ、オイルをたら〜りというのは、おままごとのようで
楽しくけっこう盛り上がります。
最近は国産の白アスパラガスも出回るようになりました。
白でも緑でもおいしいアスパラガスのご馳走です。

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#ヴェネツィア風アスパラガスと卵

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材料(2〜3人分)/アスパラガス10~12本、卵1人1個、
オリーブオイル、塩胡椒

①アスパラガスは根元の部分の皮が硬い場合、ピーラーで削っておきます。②長いまま茹でられる鍋を用意し、水から中火でコトコト茹でます。
塩は入れません。太さや鮮度にもよりますが、20~30分茹でます。
※サイズの合う鍋がない場合はアスパラガスを半分にカット。
卵はあらかじめ冷蔵庫から出して室温に戻しておきます。殻の底に小さなひびを入れるか、針で小さな穴を開けておくと殻がきれいにむきやすい。
水からきっちり12分茹で、水に取り冷まします。
中心が少しだけ半熟がベスト。
④アスパラガスは切り口に芯がなくなり、持ち上げるとクタっと曲がるくらい柔らかく茹でます。
茹で上がったアスパラガスを皿に盛り、皿を斜めにして水気を取りながら
冷まします。
⑤めいめいの皿にアスパラガスとゆで卵を取り、卵をむいて皿の上で細かく刻みます。フォークの背で潰すと早い。
刻んだ卵にオリーブオイル、塩胡椒で味つけしてソースにし、アスパラガスにからめて食べます。

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デザイナー、美術家、料理家。イタリアはヴェネツィアに通い、東京においても小さなエネルギーで豊かに暮らす都市型スローライフ「ヴェネツィア的生活」を実践しています。ヴェネツィアのマンマから学んだ家庭料理と暮らしの極意を伝えます。