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これから長々と私のヴェネツィア物語をお話しします私たち夫婦は、縁あってヴェネツィアとそこに暮らす人々に出会いました。 これまで長い間通い続け、そのコミュニティーに身を置き、自然環境と シンクロした昔ながらの暮らしに触れてきました。 #都市型スローライフヴェネツィア的生活ヴェネツィア、とりわけヴェネツィアのマンマに出会って、確実に人生が 変わったと思っています。 生活の質、ほんとうの豊かさ、自分らしく生きるということーー。 多くの人にヴェネツィアで暮らす人々の生活を知ってもら
実家への里帰りよろしくヴェネツィアに通うこと25年あまり。 私にとって何より大事なのは、マンマ・ロージィと過ごす時間、 そして世にも幸せな味のマンマの料理を学ぶことでした。 本当の豊かさとは何か?マンマが私に手渡してくれたものを、 その味とともに、次の誰かに伝えていきたいと思っています。 アサリのスパゲッティを食べないヴェネツィアっ子アサリのスパゲッティは、おそらく日本人が一番よく知っている イタリアン、パスタ料理のひとつではないでしょうか。 そしてSpaghetti al
さて、これからどうやって、非常にパーソナルな味、ヴェネツィアのマンマの料理を伝えたらよいかと考えています。 マンマから学んだ「よりよく食べることはよりよく生きること」を多くの みなさんと共有したくて、今まで本にしたり、ブログを始めたり、不定期に自宅でレシピつきの食事会を行っていたこともありました。 そして今回のnoteでの試みです。 私が伝えたいことは、食を軸としたライフスタイルなので、 エプロンを持参して参加するような、いわゆる料理教室には あてはまらないかもしれません。
イタリアで食事に招かれた時は、 心と体のテンションを上げて立ち向かう必要があります。 彼らが本気モードで用意した食卓は、質量ともにかなりの重さ。 まず小食なんて許されません。覚悟を決めてがっつり食べる。 そして食べると同時におしゃべりにも加わらなければいけません。 おしゃべりも料理と同じくしっかり味わうものなのです。 おしゃべりもご馳走 老若男女問わずイタリアの人たちは、大量にしゃべるのと同じ口で、 どうしてあんな速度で飲んだり食べたりできるのでしょうか。 決定的に咀嚼力が