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心がひろ~くなるとき ~大変フツーの 新しい生活 その266~

人は 誰でも
寝ぼけたコトが ある
ハズ。

主人もだ。

最近 寒くなってきたとはいえ
上下毛布と掛け布団は
少し 暑いらしい。

オウチの寝室は
ベッド2つに
主人とワタシが
それぞれ寝てる。

真夜中。
ワタシは 目が覚めたの。

まぁ 就寝中 
一度は あることなので
フツーに 身体を起こして
ベッドサイドに
足を下ろそうとしたのだ。

ふわ~ん。
足下が 柔らかい。

…………。
アタマの芯は 寝てるとはいえ
何度か経験した
この 感触。

もうろうとした 意識のまんま
足下のふわ~んとしたのを
掴み
隣のベッドで寝ている主人に
そ~っと 掛けたんだよ。

そう。
ふわ~んとしたのは
主人の 掛け布団。

主人は 毛布が大好きだ。

起きてるとき 
そう 宣言してるけど
寝てるときも 変わらない。

寝ていて 暑くなってきたら
毛布と掛け布団の
どちらかを 身体から よけたい。

そこで 
毛布を身体の上に残し
掛け布団を

落とす。

ベッドは 右と左
両方とも 空いてるので
気が向いたほうに
落とすんだよね。

本人は 意識は ナイ。

意識が蘇るのは
明け方 寒くなってきたとき。
大好きな毛布1枚では寒くて
起きちゃうのだ。
それまでは
大好きな毛布で もふもふして
寝つづけるんだよね。

まぁ それはさておき。
翌朝。

「おはよ~ また お布団
 落っことしてたよぉ」
「そっかぁ」

朝食時。

主人は 毛布が好きだよねぇ
というハナシから
真夜中 目が覚めたとき
というハナシになったときのこと。

「そういや 前に
 (夜中)目覚めたとき
 寝ぼけて いつもと反対方向に
 歩いたコトが あったよ」
「えええええ~」

つまり こういうコトだ。

寝室のドアは 
お互いのベッドから見て
足元方向に ある。

夜中に目覚めて
トイレに行くときなどは 
モチロン
ベッドから 身体を起こして
そのまま足元方向へ歩いて行き
寝室から 出るんだよ。

それを 
ベッドから降りて
足元方向ではなく
180度逆の 
アタマの方向へ 歩いていったというのだ。

ベッドの アタマの方向。
それは


しか ナイ。

「えええええ~
 ど どどどどど~したの?
 激突?」

「いや
 直前で気づいて Uターンした」

………あぶない。
障害物(この場合は 壁)に当たるときって
当たると分かってたら
とっさに 回避行動をとる。
だから
当たったとしても
被害は 最小限で すむんだよね。

けど
そうは思わず
空間だと思ってたトコロが
実は 壁だったなんて
………恐ろしい。

真夜中だから
部屋は 真っ暗だし
寝ぼけてるから
気をつけようが ナイ。

今まで
主人が 掛け布団を
ヘッド脇に 落としてるのを
発見するたびに
「ううう~ こっちだって 眠いのに~」
と 心の中で 文句を言いながら
掛け布団を 拾っていたのだ。

しか~しっ
夜中に 壁に 激突されるくらいならっっっ

いいよぉ
掛け布団を 落とすぐらいのコトなら
いくらでも。

ワタシの心は 
少し 広くなった気が する?


 


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