Google広告を使った動画広告はコスパが良いのか悪いのか?【結果編】

【準備編】ではGoogle広告を実際に設定してみるところまでやってみました。ここでは、実際にどれだけの成果を挙げられたのか、メモしてみます。

尚、毎日のログは残しますがその日だけでは分からない部分が多いですし、この記事の見どころは最後の総括だと思うので、飛ばし飛ばしに見てもらって構わないです。

そもそも広告出す作品のこれまでの成果を確認

そういえば、今回の無料作品を5年以上の間、今まででどれだけの人に見てくれたのかをまとめます。これ以上の成果を7000円で望むのはさすがに酷だとは思いますが、一応ね。


  • Googleアナリティクス(UA)

    • ページビュー数:1,600

    • 平均ページ滞在時間:00:02:32

  • 広告に出す動画(YouTube)

    • 動画A(紹介動画):500再生

    • 動画B(作品の一部):20,000再生

  • ダウンロード回数:延べ500回


無名のくせにまずまずやれてるじゃないか。自分で少し褒めてみる。さすがにダウンロードまでいかなくても、動画Aの再生数がもう少し伸びてくれれば成功かなという感覚が正しいだろうか。

広告1日目

様々な情報が見れますが、とりあえず見たい数字だけ。

  • 表示回数:3,625

  • 視聴回数:856

  • 視聴率:23.45%

  • クリック数:3

  • 平均広告視聴単価:1円

  • 平均インプレッション単価:274円

想像と違う。いや、まさかここまで視聴率が高いとは……クリック率等はおおむね予想通りだっただけに意外でした。しかも、動画Aの方が視聴率が高かったです。あれ30秒も見どころないのに。想像するに、「ながら見でスキップボタンを押さない可能性」があるとか。それだと広告打ってる意味がないんですが……ただ、それも考慮するのは当然のこと。果たしてどれだけそのような人が存在しているかの考察もデータからできるのですが、それは後述。
単価については今のところコスパよく、選択したプランで問題なさそうです。ここからの視聴率の推移も含めて様子を見てみたいですね。

広告2日目

  • 表示回数:6,102

  • 視聴回数:1,032

  • 視聴率:16.91%

  • クリック数:0

  • 平均広告視聴単価:1円

  • 平均インプレッション単価:164円

視聴率が下がり、その分表示回数が増えました。一度広告を見た人がスキップしている可能性もありますね。今後も視聴率は下がっていくものと思います。認知度向上にはコスパがよさそうですが、これを利益につなげるためにはこれだけではいけませんね。あと、ちゃんとクリックしたくなる動画作りは絶対必要なのが完全に表れていますね。

広告3日目

  • 表示回数:4,071

  • 視聴回数:1,262

  • 視聴率:31.00%

  • クリック数:4

  • 平均広告視聴単価:1円

  • 平均インプレッション単価:246円

予想と違いました。視聴率が3割行ってしまいました。クリック数も想定外に伸びていて、これは長期的に続けないとちゃんとしたデータをとれないなと感じることに。とはいえ、そんなに予算つぎ込むものでもないので……それでも単価的にはまだ現在のプランの方がお得な状況。クリック数を稼げる動画を作れたらどうなんだろうという疑問はありますが、今のところこのプランが一番良い気がします。

広告4日目

  • 表示回数:4,046

  • 視聴回数:1,239

  • 視聴率:30.62%

  • クリック数:3

  • 平均広告視聴単価:1円

  • 平均インプレッション単価:248円

3日目とほとんど同じ結果に。

広告5日目

  • 表示回数:4,372

  • 視聴回数:1,247

  • 視聴率:28.52%

  • クリック数:5

  • 平均広告視聴単価:1円

  • 平均インプレッション単価:230円

安定してきた。むしろ2日目が外れ値なのかな。

広告6日目

  • 表示回数:3,628

  • 視聴回数:1,274

  • 視聴率:35.12%

  • クリック数:4

  • 平均広告視聴単価:1円

  • 平均インプレッション単価:274円

視聴率が今までで一番大きいという結果に。これを見る限りでは、今後も視聴率は20~30%台をキープしそうだと予想される。

広告7日目

  • 表示回数:4,263

  • 視聴回数:1,217

  • 視聴率:28.55%

  • クリック数:1

  • 平均広告視聴単価:1円

  • 平均インプレッション単価:238円

最終結果

Google広告のレポートからざっくりとまとめます。

  • 表示回数:30,155

  • 視聴回数:8,116

  • 視聴率:26.91%

  • クリック数:21

  • 平均広告視聴単価:0.9円

  • 平均インプレッション単価:232円

7千円で3万回の表示は結構お得に感じます。ただし、動画Aと動画Bで貢献割合が異なるので注意が必要です(後述)。また、クリック数については感じ方は人それぞれかもしれません。データが少ないものの、平均1クリック300円になります。個人的には思ったよりクリックしてくれたと思います。

  • 費用:7,003円

  • 支払い予定額:7,697円

多少はオーバーするっぽいので注意。

パソコン、タブレット比

表示回数だけ見るとパソコンの割合の方が低いのは、今の日本のパソコンユーザー数の少なさを表しているのだろうか。また、タブレットの人はきっちりスキップしてくれると見た方がいいのだろうか。

性別比(全体の45%)

男女関係なく広告表示されたことが分かる。

年齢比(参考になるかは微妙)

表示回数は若い人が比較的多め。視聴回数が高年齢に多いのは、設定を偽っているせいか、それとも本当にそうなのか。流しっぱなしにしているのか、スキップする方法を知らないのか。もっとデータ数が必要だと思う。

時間別

14時~23時に集中している。さらに視聴率も低いことから、この時間帯はアクティブなユーザーが多いことが予測できる。視聴回数の節約を考えるなら、広告設定を12時~0時までにしておくとよかったかも。

動画別データ

動画Bは時間が長くパフォーマンスが落ちるとの診断であったが、その通りに。動画Aに限れば視聴率は52.74%で、平均インプレッション単価が439円なことに注意しなければなりません。動画内容によって視聴率が大きく変わることがよくわかる結果。

動画によってここまで変わってくると一概に結論付けるのは難しくなってしまったのですが、一週間試しに広告してから改めて適切なプランを選択することが大事になりそうです。

仮に……

動画Aのみで7万円の広告を出して同様のパフォーマンスだった場合、約15万回表示され、8.4万回視聴される計算に。これが他のネット広告やネット以外の、例えば街頭での広告とどのようなパフォーマンスの違いがあるか比較検討してみると面白いかもしれません。

効果

  • サイトの表示回数:25

  • 作品DL数:0

作品のダウンロードにつながらなかったのは残念。

まとめ

ネットのみで個人で活動してる分にはものすごく手軽に広告できるのが大きなメリットに感じました。
効果についてはやはり1週間では分からない部分も多かったですが、大まかな効果は理解できた気がします。また再度挑戦してみたいですね。次やるときは、広告に適した動画を作って最適化もしてみたいです。

結果的に参考になるかよく分からない記事になりましたが、それでも一部分だけでも参考になってくれたら嬉しいです。

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