恐怖の無菌室①〜時間のずれ〜
写真は私の個室がある無菌室の廊下、ちょっとホラーっぽくモノクロ笑
『寛解導入療法』が始まった私が自由に行き来できるのは自身の個室とこの廊下と浴室のみ。 廊下の幅はだいたい3mくらい?奥行きは20m強くらいかな?これは廊下の最奥から写真を撮っているので、奥に見えるドアは無菌室と通常のフロアを隔てるドアです。
ちなみに無菌室は以前の投稿でも紹介しておりますが、こんな感じ。
無菌室に入って地味につらいこと…時間が進まない
もちろんここは精神と時の部屋ではないので、窓の外と同じだけ1分1秒流れているのですが、明らかに遅い(気がする)。
無菌室でできることは決して多くはない。
①治療(問診等含む) ②食事 ③入浴 ④睡眠 ⑤家族とのテレビ通話 ⑥自由時間 基本的にこの⑥つ。
自分は⑥の中に、note投稿、読書、ネットサーフィン、ストレッチやらもあるが、副作用の関係で体調に波がある分、中々思ったように集中できず、結果時間が立たない感覚に拍車をかけている様子。
先日娘と妻とテレビ電話をしている時、「今週は忙しくてあんまり家事ができなかった…」と妻が嘆いていた。思わず泣いてしまった。
妻は自分のいない間、義両親や周りの手を借りながら自分のしたいことも我慢し、子育てに仕事にと頑張っているのに、方や自分は治療のためとはいえ、家族のために何ができるでもなくただ時間が経過することだけを待っている。
妻の性格的にさほど気にしてはいないかもしれないが、妻に対してこれほど申し訳ないと感じたことはなかった。
看護師さんに相談してみると、無菌室に入られた方の多くは同じような時間に関する悩みを抱えるそう。中には脱走を試みる猛者までいるとか笑
自分は治療のためにここで過ごすことを選択したので、脱走する予定はないが、この感覚に慣れるまではまだまだ時間がかかりそう。
今日はリハビリPTの先生に相談し、これからリハビリを行うための体の状況を見てもらった。
先生の方でメニューを検討してくれるそうだが、ボディビルダーを目指すコースも勧められたが、しっかりと断っておいた笑
今後、化学療法の副作用等で体調にも波が出てくる中で少しでも自分でできるようなものにしてもらい旨を伝えて終了。
こういったものも自分のできることに増やして、少しずつ時間の流れを加速させたい。。。
今回はあんまり気持ちのいい締めではないですが…以上で。