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【闘病811日目】2023年9月11日の生存報告【白血病】

 化学療法11日目。服用する抗がん剤の種類が減ったおかげか、体調不良の波も去りつつある。がしかし、今度はこころの問題が出てきたような気がしてならない。少し気をつけつつも、何かしらの改善策を考えなければと思っている。

▶体調の変遷

▷血球推移

 血球値はこの数日でカクっと減少した。幸い血球減少に伴う副作用は特になく体調は問題ない。
 血球値は減少したが、肝臓、腎臓の値は正常値まできちっと戻った。腎臓についてはビダーザの点滴が終わったことでその影響がなくなったのだろうと思われる。

▷体調の変化

 ビダーザの服用が終わって4日、点滴後に現れていた吐き気や腹部に残っていた気持ちの悪さもだいぶ軽減され、便秘も飲み薬を活用することでこの数日で解消できた。ベネクレクスタは相変わらず飲みにくい大きさではあるものの、比較的相性が良いのか大きな副作用は発生していない。

▶雑記

 今現在抱えている問題は病院食である。過去に入院を経験した人ならご理解いただける方もいると思うが、個人的に、病院食は正直美味しくはない。調理してくださっている方には大変申し訳ないが、最近は特に食べづらさを感じてしまっている。

 原因は抗がん剤による副作用ではないと思う。食欲自体はあるし、味覚がおかしくなっているようなわけではない。単純に味の好みの問題だと思う。以前に何かの記事を読んだことがあるが、『病院の食事は治療を目的とし、栄養と消化のしやすさを第一として作られている』というのものを見たことがある。病院の性質を考えれば、まったく理に適っている思想だとも思う。
 ただ、その思想を理解、納得することで食事が自動的に腹に入るわけではない。自分で箸でとって口に運んで咀嚼して飲み込む必要がある。

 今はその行程が辛い。決しておいしいと思えないものを口に運び続けることはある種の修行ですらあると、2年を超える闘病生活で学んだ。食事は本来楽しいモノだと思う。家族、友人、職場の人達、そういった周りの人とテーブルを囲んで食事をすることで、ただでさえ美味しい料理がもっとおいしくなることも知っている。その分病院での食事は孤独だ。大部屋であろうとも騒ぎながら食べるような無作法はせず、ただ黙々と口に運ぶ。この作業が病院食への嫌な感情をさらに膨らませていることも考えられる。

 要するに病院食食べたくない期に入ってしまった。どうしたものか、コンビニ弁当を買うこともできるがお金が結構かかるし、何だか負けた気がする。特に今後2度目の移植を行うなら、動くこともできず、コンビニのメニューのような食べ物が食べにくい期間が必ずやってくる。それに対しての予行演習もかねて今の状態を何とか切り抜ける方法を考えなければ。。。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!