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【白血病】前々処置の進捗その②

 先週からさらに1週間、抗がん剤による前々処置を行い、今日その結果を先生から聞かされたので、今回はその内容を共有する。
 今回は気持ちの整理が追いつていないこともあった文章自体は短いがあまりいい内容ではないのであしからず。


↓↓↓↓前回の記事はこちら↓↓↓↓



▶先週の前々処置の成果

▷3週目の成果

●白血病細胞増加、再び再発状態に戻ったため、今の抗がん剤の服用中止

 先々週の時点で骨髄中の白血病細胞が減少し、事態が好転しつつあるのかと希望的な感情を持って先週1週間の治療を受けたが、結果は悪化。
 先週時点では非寛解状態にまで持っていけていた骨髄中に再び白血病細胞が増加し、発症(再発)状態にまで押し戻されてしまった。10月上旬の報告を受けた頃の状態に戻ったイメージだ。

▶フローサイトメトリーの結果

 今回のフローサイトメトリーの内容としては、

●今の抗がん剤で潰せる白血病細胞以外のものが増えてきた

 前回の記事に記載した不安要素のうちの1つが現れた。今の抗がん剤で潰せる白血病細胞をある程度潰せたためなのか、別のタイプの白血病細胞が芽を出してきたようだ。
 想定されたシナリオとしては最悪のパターンであり、1週間で元の木阿弥だ。先々週の治療の結果がいい方向に進んだだけに、余計に精神にくる。

▶与えられた選択肢

 今回の結果を受けて、先生側から以下の選択肢を提示された。

①すぐに別の抗がん剤の服用を開始し、前処置および移植に移行
②①の前に短期間の外泊を行う

 ②の選択肢が出てきた理由としては、現時点では比較的血球の値が安定しているため、積極的に外出や人気の多いところに行くことをしなければ自宅に帰ることが可能だろうという判断がされたからだ。もう1つの理由としては、現時点の状態で移植を行うことの死亡リスクの高さを考慮し、死んでしまう前に最期にもう1度家族と触れる時間を作った方がいいのかもしれないという先生達の配慮だ。
 白血病が発症した状態での移植の成功率は非常に低い。そして移植に成功したとしても、その直後に即再発という可能性も十分にありうる。そうなれば恐らくそすぐに寿命を迎えてしまうだろう。

 先週の記事には記載していなかったが、先週時点でも一時退院の可能性は示唆されていた。ただし、先週は治療が奏功していたので、うまく白血病細胞を潰しきれて、寛解状態まで持って行ければ、という条件が付いていた。
 悔しい。たった1週間という期間でこうも状況を悪化させる白血病という病が憎くてしょうがない。

 上記の選択肢を提示された自分としては、②の選択を行いたいと思っている。例え最期になるかもしれないとしても、家族との時間が作れるのならば1秒でも一緒に過ごしたい。
 自分は将来の家族との時間を手にするため、移植を受けるつもりでいる。今回の外泊で、その選択がまた揺らぐかもしれない。それでも家族に会いたい。

 妻にはすでに電話で簡単に状況を説明し、外泊(帰宅)に対しても同意してもらった。「帰ってくる前に自宅を掃除しておかないと」とある意味普段のような返事をしてくれたことが救われる。

▶今後のスケジュール

 先週から状況が悪化してしまったため、またスケジュールに変更が発生しそう。もはやどこまで参考になるのかはわからないが、おおよそこんなイメージとなる。

●11月中旬:外泊
●11月下旬:別の抗がん剤服用(4~5日?)
      前処置開始
●11月末~12月初旬:臍帯血移植

 この外泊が最期の病院外での生活になるかもしれない。本当は家族と紅葉を見に行ったり、普通の父親として家族と過ごしたいが、感染症のリスク等を考慮すれば当然そんなことはできない。それでも家族との時間が過ごせる可能性があるだけ、自分は最悪ではないのだろうと納得するしかない。

▶雑記

 写真の整理をしている。
 クラウド上に保管しているのだが、いつかアカウントそのものが削除されたときに、昔の家族の写真が見られなくなってしまう可能性がある。それは悲しい。
 行事やイベント、出かけた場所毎にアルバムに保存しているが、自分で思っていた以上に家族で出かけていない。病気だから仕方ないと言えばそうなのだが、自分がよそ様の家の父親よりもそういうことができていないという現実を再確認してしまいが悲しくてしょうがない。もっと家族で過ごしたい。生きたい。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!