【体験談】リンパ節生検 〜To Be With You〜
※少々生々しい表現がありますので、ご注意ください※
サブタイトルは手術室で流れたBGM。
私もこれまで比較的健康な体でしたので、手術室に入るなんて初めて…
ドラマや映画でしか見ないような仰々しい機械類。
これがただの施設見学ならワクワクなのですが、今回は当事者でしたのちょっと落ち着かない感じ…
そんな中聞き慣れたこの音楽にだいぶ心を救われました。
さて、生検開始前に、処置しやすい部位を設定し、シートなどの準備
今回は首右側中程の位置。
まずは効き具合を確認しながらの局所麻酔。
少し打っては針を刺して痛みがないかを確認の繰り返し。
痛みはないものの首に異物が刺さっていく感じがゾワゾワする…
ある程度の位置まで麻酔が効いたことを確認した上で処置開始
「はい、それじゃあ切開していくので痛かったら教えて下さいねぇ」
みたいな感じの軽いノリでスタート。
・・・!!?
局所麻酔での処置はこれが初めてというわけではありませんでしたが、
皮膚を切り開いての処置は初めて。
【めっちゃグイグイくるやん!】って思うぐらい処置部位引っ張られる。(もしかすると引っ張るじゃなくて切り開いてるだけ…?)
麻酔で痛みはないけど自分の体が切られてるのはわかる、怖い…
位置的に耳の下での処置のため「ジジッ」て音と切り口が広がる感覚。
「腕がはねたりするかもだけど気にしないでねぇ」
・・・どういうこと?と思ったら即体験
右腕が勝手に反応して(結果的に)先生叩いてる笑
電気メスなので、開いた箇所に感電?みたいな感じがあるらしく、
それが右肩の筋肉に触れて『ビクッ!』みたいな感じ。
ジジッ→ビクッ→ペチン みたいな流れ…
「若い人は反応いいなぁ笑」と慣れた感じで笑ってる先生と看護師さん達。
(人間ほんとに電気信号で動いてんだなぁ)とかどうでもいい学校の授業を復習しながらも処置は進行。
局所麻酔って患者さんにも意識があるから、
先生:ここ痛くない? → 切り口の端の方?をチクチク
自分:あぁ、ちょっと刺さる感じがして痛いですね
先生:そっか、じゃあもう少し麻酔足して切ってくねぇ
みたいな感じでやり取りしてるのですが、他の声も聞こえてるから、
「・・・あっ笑」、「ん〜、どうしよ」「ふふっ笑」みたいな声も聞こえる…
多分先生は集中してるだけで悪意や失敗ではないんだろうけど怖い…
思わず「大丈夫ですか!?」って聞いてしまう始末。
「ごめんごめん、使う予定やった機材よりもいいのが入ってたからテンション上がってね笑」
知らんがな笑
そんなこんなしてる内にどうやらリンパ節の切除も終わった様子。
「それじゃあとは切り口を閉じていくねぇ」とのご様子。
再びグイグイ引っ張られる感じを受けながら後始末。
「あれ、さっきのとこちゃんと閉じったっけ?」
・・・大丈夫かな?笑
(ちなみに、リンパ節生検などでリンパ節への処理が甘い場合など、『リンパ漏』なるものになる可能性もあるため注意が必要だそうです。)
そんなこんなで無事に終了、リンパ節生検でした。
手術室に入ってから出るまで約1時間、
先生たちはまぁ大体予想通りといった時間配分で余裕を持っていましたが、初体験の私には物凄く長い思い出になりました。
(果たして誰になんの需要のある投稿かはわかりませんが…)
ちなみに傷口はだいぶ治ってきてますが、まだ首に2〜3cmほどの
跡が残ってますので、そういうのが苦手な人は僕の左側から声をかけてくださいね。