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私と言う人間

ここに吐き出すことで少しは自分自身を好きになれるかな…
私は いわゆるアダルトチルドレン。その中の
ケアテイカー。。。

両親はちゃんと2人ともいた。
父親は厳しいと言うより怖いと言う方が正解。
九州男児を絵に書いたような人。
母親は自由奔放な人だけど働きながら家のことも私達のことも普通にしてくれていた。

ただ…喧嘩が耐えない夫婦でその度
母親は家出を繰り返してたから
その穴埋めを私がしていたのもあって
その頃からだと思う…『私がしっかりしないと!』『私が弟を助けないと!』『この子には寂しい思いはさせない!』と…

ケアテイカーの特徴の世話好きが開花してしまった。
ただたんに世話好きならこの世には数えきれないぐらいいると思うけど 自分の場合は以上だと自分でも思う…自分のことよりも他人が優先で、頼られると断るなんて無理でとことんその相手のことをしてしまう。

この人は私が居ないとダメなんだ!無理なんだ!だから私がどーにかしてあげないと!と
なってしまう。

それにともなって
親からの愛情を感じたことがなかった私には
ダブルパンチだ。

両親が揃っているはずなのに…抱きしめられた記憶も頭を撫でられた記憶も褒められた記憶も私にはない。

ただ…去年 そんな父親が急に他界した。
父親はずーっと漁師をしていて、そんな中で私達姉弟は育った。
そんな父親が漁に行っている時に船の上で倒れ病院に運ばれたけど目を覚ますことはなかった。

病院の先生の話によるとクモ膜下出血だった。
あまりにも早くて若くて…何が起きたのが誰が死んだのか理解が出来なかった。

年に1度 地元の祭りがあり同じ町内の祭り仲間の家に飲みに行っていた父親…
父親が亡くなったあと その家の奥さんから言われた言葉を聞いて涙が止まらなかった。

『息子○○はおるけどヤッパリ○○私が一番可愛い』といつも飲んだときに言っていたらしい。決して私達の前では…私の前では言ったこともないし言わない。そんな父親だった。

あまりにも卑怯でズルい…だけど私はちゃんと愛されていたんだと思った。
ただ…愛情表現が本当に下手くそな父親だった。

少しでも…本当に ほんの少しでも
その愛情を感じていたら今の私はこんなに愛情に飢えてなかったと思う。

これは…結果論であって
そんな私の人生は色々とあって今に続いてる。

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