未経験でSEO業務に転職し半年で月間PV15万にした40代女のメモ【5】
今年4月にリリースされた自社ECサイトのコンテンツマーケティングを担当してます。
いろいろ転職を繰り返しており、直近の前職は編集ライターを2年ほど。
スマホとかSNSとかアレルギーでまったく好きではありません。パソコンの設定なんか泣きそうなほど苦手でもうムリです。
こんな人間でもコツコツ努力するのが苦にならなければSEOテクニックを使ってサイトPV数を上げられるようです。
昨日はコンテンツマーケティングのキーワード選定で大失敗したうちの会社の恥を語りました。
今日はGoogleに評価されやすい文章の書き方の「基本」についてまとめてみましょうか。
今の私はライターさんに記事を発注する側の立場です。
記事の制作代行会社にまとめて発注すると、代行会社がたぶんクラウドワークスかランサーズあたりで募集をかけて、小遣い稼ぎの素人さんに記事を書いてもらってるみたいです。
代行会社のディレクターはその名のとおりディレクションをしてるらしいんですが、なんかすっとぼけた誤字脱字だらけの原稿を平気で納品してきたりします。
私はそれを正しながら、めっちゃイライラしてます。
でもたま~に痒いところに手が届く素晴らしいライターさんにあたると感動します。スルスルと読み進められます。
私はライターさんの実力は文章力が半分、リサーチ力が半分だと思っています。
場合によっては文章力2割、リサーチ力8割かな。
納品された記事を読んで、
「そうそう、こんな最新情報を拾ってきてほしかってん!」
「へえぇ、小学生の子供を持つママさんにはこんな悩みがあるのね、言われると確かに!」
こう思えるぐらいしっかりリサーチされたことがうかがえる記事なら、ちょっとぐらい文章が荒削りでも即OKです。
反対に、「そんなん今さら言われんでも知ってるわ」みたいなことで文章をこねくり回すライターさんは、文字数稼ぎの魂胆が透けて見えるので二度と頼みたくないです。
段落が変わるごとに「~~とはどういうことなのでしょうか? それではここから見ていきましょう」みたいなどうでもいい前フリを繰り返してたら、バッサリカットして突っ返します。
「見ていきましょう」って、完全にテレビ番組の司会者のマネですよね。記事なのに「見ていく」ってどういうことですか? 日本語の感覚は大丈夫ですか?
文字数稼ぎの回りくどい文章は読んでて鬱陶しいのもありますが、カットする理由はそれだけではありません。
たぶんGoogleのロボットからも嫌われて、上位に上がれないからです。
これは私の体感ではありますが・・・
ヘッポコ状態で納品された記事をとりあえず最低限だけ整えてサイト上に公開したら、だいたいは2ヶ月経っても3ヶ月経っても50位以下をウロウロしてます。
そんな記事を改めて丁寧に手入れして、文章の流れを整えると、それだけで数日以内に順位がはね上がるという経験を何度もしました。
「新しい情報を加筆していないにもかかわらず」です。
下手くそな文章がWeb上でどれだけ不利かということの表れでしょう。
別に流れるような美文を書く必要はありません。
・「てにをは」をきっちり付ける。
・主語と述語を噛み合わせる。
・一文がダラダラ長いならぶったぎって2文に分ける。1文40字程度が目安。
・主語と述語を近づける。
こういう基本の基本をやるだけで、ある程度は変わります。50位にいたやつが20位ぐらいまでピョンと上がったこともありました。
文章を整理するだけで順位が上がるかもしれないなら、やらない手はないですよ。
それから、語句の順番を入れ替えるだけでも読みやすさが変わります。
たとえば、次の2文を読み比べてみた印象はどうですか。
【A】 「読者の脳にストレスを与えない読みやすさがWeb上では求められます」
【B】「Web上では読者の脳にストレスを与えない読みやすさが求められます」
Aの文章だと、「Web上では」の部分でつんのめるような引っ掛かりを感じると思います。
漢文の授業で出てきた「レ点」みたいに、前に戻らされるような感じがしませんか?
Bのほうが読者に優しい、親切な文章です。
語句を自然な流れに入れ替えると、読者の頭にスッと入りやすく、引っ掛かりのない文章になります。
こういう細かい注意点を挙げていくとシリーズ化できそうですね。
Googleの見回りロボットが日本語の文章をこんなに細かく判断できるかは分かりません。
でもGoogleのWEBマスター向けガイドラインには、順位が上がらない記事の特徴として「文章が下手な記事」とはっきり書いてあります。
まずは一文一文を「いつ・どこで・誰が・何をした」の文節レベルに分解し、不必要な言葉を省き、すんなり読める流れに入れ替えましょう。
長年の「書きグセ」が付いてしまってる人は、慣れるまでは目が肥えている人に自分の文章を見せて、遠慮なくダメ出ししてくれるように頼みましょう。
自分のクセはなかなか自覚できませんからね。
それから、しょうもない記事にあるあるの
「それでは見ていきましょう」「~ということは、~ということです」「いかがでしたか?」
みたいな、決まり文句とか重複語句は取っ払ってください。
読まされるほうは蕁麻疹が出そうです。
文字数稼ぎの文章は、不利になることはあっても有利になることはありません。
それよりも実のある情報を提供するリサーチに時間をかけましょう。
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