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2024.06.19 なんなん!?

この1ヶ月、ずっと戦っていた課題がある。
イギリスの犯罪経歴証明書の取り寄せだ。
(以前の投稿でも簡単には触れていたが、もう少し深掘りさせる)

スロバキアの一時居住許可(ビザ)を申請するにあたって、犯罪経歴証明書の提出が必要である。
・母国の犯罪経歴証明書
・3年以内に6ヶ月間に90日以上住んでいた国の犯罪経歴証明書
私の場合、去年の夏までイギリスにいたので、この両方を提出しなければいけない。

さらに、スロバキアは旧共産国の名残として、非常に強い「スタンプ」文化がある。
この国では何事においても、公証と呼ばれる判子が必要とされ、これがなければ法的に認められたと証明できず効力が一切無い。そのため、みんなnotaryに駆け込む日々を送っている。

この2つの書類に、発行元の国の公証を付け、認定翻訳家にスロバキア語翻訳をしてもらうミッションが課せられた。

申請書類は、申請日の90日以内に発行されたものでなければいけない。
そのため、4月頭に準備を開始。

イギリスの書類は、このように予定をしていた。
①犯罪経歴証明書を発行
②発行元に、原本をイギリス在住の家族の家に郵送してもらう
③兄の協力のもと、公証場に転送
④公証場に書類をスロバキア事務所に郵送してもらう
⑤届いた手紙をスロバキア語翻訳してもらう

ゆとりを見ても、6月頭に手元に届くだろうと目論んでいた。
兄からの連絡もあり、③までは問題なく進んでいた。だから、④で止まっているのだと思っていた。

6月3日。公証場からメールがきた。
「公証の手続きを開始しようと思ったら、あなたの手紙には犯罪経歴証明書が同封されていませんでした」
急いで兄に連絡したら、自宅に犯罪経歴証明書が届いておらず、送付状だけを公証場に送っていたことが判明。
そもそも犯罪経歴証明書が、兄の家に郵送している過程で紛失されていた。
個人情報もガンガンに書かれている書類を紛失させる、イギリスの郵便事情の脆弱さ。

色々な手段を模索したがダメで、結局①からやり直しが必要となった。

6月13日。兄宅に書類到着。
速達+書留の課金をし、③の手続きをしてもらった。

6月14日。公証場からメール
「あなたの手紙を見たけど、別のスタンプがないからうちではスタンプ押せないわ。一回返すね。」
私がイスタンブールに着いた頃に届いた。おかげで最初の1時間ぐらいはスマホと睨めっこし、別のスタンプの存在を調べていた。

6月17日。返送された手紙が兄宅に到着。
振り回され疲れ切っていた上に、“別のスタンプ”を押してもらう時間と、その説明を兄にすることを考え、公証は諦めた。せめて紙だけでも提出できたほうがいいだろうと思い、スロバキアに転送を兄にお願いした。

6月18日。兄イギリスから郵送。

6月19日。兄から連絡。
「スロバキアの住所、見つからないってメールきた。リンクのサイトに行って、正しい住所書いてくれる?」
私は1分1秒が惜しい状況に置かれていたのもあり、すぐにリンクを押して情報を記入した。加えて、再配達料£0.25を支払うためにカード情報も入力した。
入力したものの、受付完了に至らないな〜と思っていた。

兄からの追加の連絡に気がついた。
「詐欺かもしれんから、気付けや〜」

えっっ!?
急いでイギリスの郵便局のHPに行き、書留の番号を入れて確認してみた。
「住所不明」など一切記載されていなかった。
急いで手続き中だったリンクを消し、カードも一時停止させた。

ブチギレ。

たった一枚の紙切れを準備するのに、3ヶ月弱かかり、未だ書類としては不十分。
場合によっては、書類不備により不法滞在、日本に強制送還となる。
加えて詐欺に遭って(金銭は一円も取られなかったのが幸い)、カード停止。

なんなん?!

ちなみに、17日にはイスタンブールでは10年愛用していたネックレスを失くし、18日には友達の誕生日にアマゾンで頼んでサプライズで届けるはずが、住所を間違え、私の旧宅に送ってしまったし...。

仏教徒ではないが、厄年か!?と思ってしまうぐらい、物事がうまく回っていない感じがすごい。

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