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3分で読める本日の注目ニュース(2024年3月17日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収を巡り、バイデン米大統領が反対姿勢を示したことは、日米間の火種となる可能性がある。

 日本政府は当面静観する構えだが、4月の岸田文雄首相の米国訪問を控え、難題を抱え込んだ格好だ。

 上川陽子外相は15日の記者会見で「個別企業の経営へのコメントは控えたい」と述べるにとどめた。首相周辺は「法令を順守して適正に手続きを進めているので買収に問題はない」と主張した。

 USスチールについて、バイデン氏は14日の声明で「米国内で所有・運営される企業だ」と強調。これに先立ち、今秋の大統領選で共和党の候補者指名が確定したトランプ前大統領も、買収を認めない考えを表明している。

 バイデン、トランプ両氏の発言には、大統領選をにらんだ駆け引きの側面もある。USスチールが拠点とする東部ペンシルベニア州は選挙結果を左右する激戦州の一つだ。日本政府関係者は「民主党の強い地域だったが、トランプ氏の支持が広がっている」と分析。両陣営の争いに巻き込まれることを警戒する。

 首相は今回の訪米時、日系企業が進出する地方都市にも足を運ぶ計画。雇用創出など対米投資をアピールし、日米の経済連携強化につなげる狙いがある。USスチールを巡る問題は、その思惑に水を差しかねない。日本外務省幹部は「米国の動向を注視するしかない」と懸念を示した。

芸能ニュース

・AKB48の3期生でキャリア17年の最年長メンバー、“ゆきりん”こと柏木由紀(32)が16日、横浜・ぴあアリーナMMで『柏木由紀卒業コンサート~17年間、歩いてきたこの道~』を開いた。AKB48誕生1年後の2006年12月に中学3年でオーディションに合格、翌07年4月に劇場デビュー以降、17年の長きにわたり中心メンバーとして活動した功労者の集大成となるコンサートには、卒業生15人も駆けつけ、門出を祝福した。

アンコールで淡いピンクのドレスをまとって登場した柏木は、卒業スピーチで17年間の活動を振り返り、「夢のような日々でした」と話した。ファンに「卒業しても皆さんの前ではアイドルでいさせてください」と伝えると、「17年間という長い間、AKB48でいられたこと幸せです」「私にとってAKB48は人生そのものです」と涙は見せずに言いきった。

 秋元康総合プロデューサーが書き下ろした卒業ソロ曲「最後の最後まで」を歌い始めたが、2番に入ると、柏木はうつむき、歌うことができなくなってしまった。気持ちを立て直して歌い切ると、深々と一礼。続いて「チームB集合!」と号令をかけ、初代チームBメンバーの浦野一美・平嶋夏海(1期生)、同期の片山陽加、菊地あやか、田名部生来、仲川遥香、仲谷明香がステージ集結し、おなじみの円陣のあと、チームB代表曲「初日」や、「約束よ」を歌い、ファンの涙腺を緩ませた。

 そして、現役総勢46人、OG15人がステージに大集結。チャイムが響き渡ると全員で「桜の花びらたち」を、ラストはこの日2回目の「遠距離ポスター」を現役メンバー全員で歌い、大団円を迎えた。

 現役メンバー一人ひとりから一輪ずつ花をサプライズでプレゼントされた柏木は「17年間たくさんの愛情と幸せな思い出をありがとうございました。私は世界で一番幸せです。ありがとうございましたー!」と叫ぴ、最後は投げキスと余韻を残してステージをあとにした。

スポーツニュース

・ドジャース・大谷翔平投手(29)が16日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われた公式練習に参加した。

 前日15日には約13時間のフライトで韓国入り。その後、非公開練習に参加して体を動かした。この日は、グラウンドに姿を見せたのはアップと、軽い走塁練習だけ。フリー打撃などの打撃練習は行わず、軽めのメニューを消化した。あす17日はエキシビションマッチのキウム戦に出場予定。18日の韓国代表戦を経て20日にパドレスとの開幕戦を迎える。

 練習前にはベッツ、フリーマンとともに公式会見に出席。MLB史上初となる韓国開催の試合へ向けて「韓国でプレーするのをすごい楽しみにしていた。約1週間くらいありますけど、野球も観光も楽しんで、頑張りたいなと思います。韓国でやるのもそうですし、新しいチーム(ドジャース)でスタートするのも初めて。楽しみの度合いがまた違う。また新しい楽しみがあるんじゃないかなと思います」と意気込みを口にしていた。

 前日15日には元バスケットボール選手の真美子夫人とともに到着ロビーに姿を見せた大谷。会見の中で結婚の話題になると恥ずかしそうに笑いながら「(結婚の)詳細はインタビューで答えたとおりなのでここで言う必要はない。初めて一緒に公式戦自体も、一緒に来て見るのは初めてで、そういう意味でいい思い出になると思う。そこも含めてまずは自分のやることに集中したい」と話した。

話題のニュース

・イオンシネマを運営するイオンエンターテイメントは3月16日、映画館を利用した来館客に対し、従業員が不適切な発言したとして謝罪文を発表した。

イオンシネマを利用した車椅子ユーザーが、映画の鑑賞後、スタッフから今後は別の劇場を利用するよう伝えられたという趣旨の投稿をSNS上で出したところ、イオンシネマ側の対応を巡り議論を呼んでいた。

同社は、【弊社従業員による不適切な対応に関するお詫び】と題する文書を発表した。

イオンシネマシアタス調布のグランシアターで、来館客の映画鑑賞後、従業員が移動の手伝いをする際に不適切な発言をしたことが判明したと報告。「楽しみに当劇場にお越しいただいたにも関わらず、不適切な対応により大変不快なお思いをさせてしまいました」と述べ、謝罪した。

同社は今回の件を重く受け止め、「従業員へのお客様対応の教育再徹底と再発防止策を講じると共に、設備の改善を進め、お客さまの信頼回復に努めて参ります」としている。

改正障害者差別解消法の施行により、4月1日から、障害のある人への合理的配慮の提供が企業や店舗などの事業者に義務づけられる。

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