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3分で読める本日の注目ニュース(2024年4月19日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・武見敬三厚生労働相は18日の参院厚労委員会で、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」の利用率に関係なく、12月に現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化すると述べた。政府は12月2日から健康保険証の新規発行を停止し、廃止すると既に決定している一方、3月のマイナ保険証利用率は5.47%と低迷している。

 武見氏は、廃止後も最長1年間は現行の健康保険証を使える猶予期間があり、マイナ保険証を所有していない人には「資格確認書」が発行されると説明。「利用率にかかわらず、12月以降の医療機関受診に支障が生じるとは考えていない」と強調した。共産党の倉林明子氏への答弁。

芸能ニュース

・元・雨上がり決死隊の宮迫博之が18日、自身のYouTubeチャンネルを更新。お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が12日放送のフジテレビ「酒のツマミになる話」で自身を呼び捨てし「先輩じゃないっすよ、あいつ、辞めてんから。先輩ちゃうやろ」と主張したことに反論した。

 宮迫は「緊急に撮ってます」と前置きし、粗品の件に言及。「(自身が)会社の方をクビになった。吉本興業さんを出てしまったのは事実ではありますけども、会社を辞めたら芸人ではなくなるんですか?」と呼びかけた。つづけて「決して怒ってるわけではないです」としながらもバタバタと腕を回し「たまたま粗品くんと偶然会ったらですよ?捕まるかもしれませんがアゴをぎゅーんやって!!」と、怒りで興奮しながら腕を振り回していた。

スポーツニュース

・ ◇セ・リーグ ヤクルト11ー5中日(2024年4月18日 バンテリンD)

 ヤクルトのホセ・オスナ内野手(31)が18日、中日戦(バンテリンD)で“サイクル超え”となる1試合2本塁打を放った。4安打6打点と大活躍し、「最高な日でした」と笑みを浮かべた。

 サイクル安打に王手を懸けた9回2死満塁、中日・祖父江の2球目を強振。グランドスラムを左翼スタンドに叩き込み、ダイヤモンドをゆっくり一周した。

 「強い打球を常に打つことを心がけて、たまたま入ったという感じではなかったですけど、ちゃんとスタンドに届けと願っていたら入りました」

 初回に左前打、3回には左翼への2号ソロ、5回2死一塁ではセンターへの適時二塁打を放っていた。

 2号ソロについても「とても気持ち良かった。いつも甘い球を待ってしっかりと自分のスイングができて、打った瞬間完璧でした。甘い変化球が来たので、うまく捉えられました」と振り返った。1試合2発は昨年5月2日の巨人戦(東京D)以来。

 ただ、2本塁打よりうれしかったのはチームの白星だ。「一番うれしかったのはチームの勝利に貢献できたこと。チームが勝ったことが一番大事」と連敗脱出を喜んだ。

 なお、21年からヤクルトでプレーするオスナは21年に2本、22年に2本の三塁打を放っている。

 ヤクルトは村上の2号2ラン、オスナの2号ソロ、3号グランドスラムと計3本塁打。今季同一球団での1試合3本塁打は12球団初で、セ・リーグでは初の満塁本塁打となった。

話題のニュース

・2億100万年以上前の三畳紀には、シャチのような頂点捕食者の巨大な魚竜が海を泳いでいた。なかでも最大の体長約25メートルにおよぶイクチオタイタン・セベルネンシス(Ichthyotitan severnensis)が新たに発見され、論文が4月17日付けの学術誌「PLOS ONE」に発表された。

 新種発見のきっかけは、数年前に発見された珍しい化石だ。論文の筆頭著者で、英ブリストル大学の古生物学者ディーン・ロマックス氏のチームが2018年、種を特定できなかったものの、英国で発見された魚竜の骨の一部を記述していた。この骨片はあまりに大きく、恐竜の骨と間違われたこともある。

「最初の標本を記述したとき、もっと多くの標本が見つかると期待していました」とロマックス氏は振り返る。はたして、ロマックス氏の期待は正しかった。2020年、化石愛好家のルビー・レイノルズ氏とジャスティン・レイノルズ氏が英国サマーセットで魚竜の顎(あご)の骨を発見したのだ。

 何の骨かを突き止めようと、2人は文献をあさり始めた。その過程で、ロマックス氏らが2018年に発表した論文を偶然見つけて連絡を取った。

 およそ2億200万年前のこの顎の骨は、最初の標本より保存状態が良く、そのおかげで2つの巨大な骨が同じ種のものであることをロマックス氏らは確認できた。なお、イクチオタイタン・セベルネンシスという名前はこの種の推定される大きさと、2つ目の骨が発見されたセバーン川の三角江にちなむ。
三畳紀は化石記録のブラックボックス

 イクチオタイタンがほかの魚竜とどう違うかを明かすには、もっと多くの化石が必要だ。それでもこの新種は、このような巨大生物が以前には存在しなかった場所と時代について、新たな光景を教えてくれる。

「新しい化石は三畳紀末期のもので、三畳紀末期は魚竜の化石記録のブラックボックスと言われています」と米バンダービルト大学の古生物学者ニール・ケリー氏は話す。これまでに発見された巨大な魚竜はすべて、北米やアジアのより古い岩石で発見されたものだとケリー氏は指摘する。そのため、イクチオタイタンが全く新しいグループである可能性が高い。なお、ケリー氏は今回の研究に参加していない。

 長さ約1.8メートルの顎の骨だけを見ても、この生き物が巨大だったことは間違いない。だが、イクチオタイタンの正確な大きさについては、研究チームは明言を避けている。

 現在のところ、イクチオタイタンで見つかっている骨は、下顎のうち上顎と関節する部分の「上角骨」が2つだけだ。これがもし、米国南西部のショニサウルスなど、世界のほかの場所で発見された巨大魚竜と同じような体形だとしたら、イクチオタイタンは体長約25メートルと、シロナガスクジラに迫る大きさだったと推定される。

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