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3分で読める本日の注目ニュース(2024年3月9日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・能登半島地震の被災地の観光支援策「北陸応援割」で、新潟、富山、福井の3県を対象にした予約受け付けが8日、旅行会社などで始まった。

 お得感から消費者の関心は高く、各社のオンラインサイトなどでは販売開始直後に対象商品が完売する動きが相次いだ。

 日本旅行では8日午前11時、富山と新潟両県を対象とした予約の受け付けをオンラインで始め、いずれも20分以内に完売した。近畿日本ツーリストも午前10時にオンライン販売を始め、富山県が11時半ごろ、新潟県が12時半ごろにそれぞれ売り切れた。

 JTBは、福井県の対象分について同県内の店舗で販売を始めた。多くの予約が入り、「日程や地域によって混雑している」(広報)状況だという。

芸能ニュース

・フジテレビで放送中の国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・00)で主人公、まる子を演じている声優のTARAKOさん(本名非公開)が急死したことが8日、分かった。63歳。群馬県出身。死因は明らかになっていない。遺族は悲報をフジテレビと所属事務所に伝えており、葬儀は家族葬で営む。鳥山明さんと時を同じくして、日本アニメ界は大切な存在を失ってしまった。

 遺族から報告を受けたフジテレビ関係者は「TARAKOさんは今年に入って体調を崩した」と話した。「最近までアフレコに参加されていた。とにかく突然のことで、何があったのか…」と言葉を失った。今月22日に公開になるアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」にも出演しており、2月末にキャストが発表になった際には「ここまできたら根性決めます!私命をかけて演じますね」とコメントしていた。

 「TARAKO」という個性的な芸名。学生時代に「サザエさん」のタラちゃんのような話し方だったことから、友人が呼んだことに由来すると言われる。デビューは1981年、アニメ「うる星やつら」の幼稚園児役。声優のイメージが強いが、活動の軸足は演劇畑で、演劇集団「WAKUプロデュース」を主宰。シンガー・ソングライターの肩書もあった。

 芸能活動が一変したのは、やはり「ちびまる子ちゃん」への抜てきだった。1990年1月7日の初回放送から現在まで35年にわたりまる子を演じているが、実は当初、まる子役は別の声優に決まっていた。2018年に亡くなった原作者さくらももこさんが、自分の分身であるまる子のイメージと違うと再度オーディションを行い、自身の声に似ているTARAKOさんを選んだ。それ以来、独特の声でまる子を演じ続け「TARAKO=まる子」のイメージで国民的な人気者だった。

 体調の急変と、突然の知らせに周囲は驚くばかりだが、昨夏に受けたインタビューでは「死生観」について語っていた。両親が急死だったことを明かし「死は怖くなくなった。天国に行けば、両親や、愛犬、愛猫に会える。天使になった友人たちにも会える」と吐露。自身の葬儀についても「喪服は着ないで。普段会う時のような服で」と要望し、自分が書いた演劇の脚本を追悼上演してほしいとも願っていた。

スポーツニュース

・大相撲の元横綱白鵬の宮城野親方(38)が師匠を務める宮城野部屋が春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)後にも閉鎖することが濃厚となった。8日、複数の関係者への取材で分かった。

 同親方は元幕内北青鵬(既に引退)の暴力問題による監督責任を問われ師匠を外され、現在は玉垣親方(59=元小結智乃花)が師匠代行を務めている。4月以降は所属する伊勢ケ浜一門が同部屋の取り扱いなどを預かることが決まっていたが、部屋の消滅は避けられない状況だ。

 元横綱白鵬の宮城野親方が師匠を務める宮城野部屋が場所後にも消滅する。この日の伊勢ケ浜一門の会合では、出席した親方たちから同部屋の今後について複数の案が出された。現時点で決定事項はないが、複数の関係者によると、部屋の閉鎖を前提に協議が進み、力士、宮城野親方、部屋付きの間垣親方(元前頭石浦)がそれぞれ異なる部屋に所属する案が検討されているという。

 春場所直前に激震が走った。宮城野親方は日本相撲協会から、後輩力士への日常的な暴力行為が判明した北青鵬に対する監督責任を問われ、委員から親方衆の序列で最下位の年寄への2階級降格などの処分を受けた。「師匠としての素養、自覚が大きく欠如している」など厳しい指摘を受け師匠を外され、今場所は「センセイ」の愛称で親しまれた元智乃花の玉垣親方が師匠代行を務めている。

 北青鵬の暴力行為発覚から、同協会執行部を中心に厳罰を求める声が強かった。史上最多45回の優勝も、現役時代は肘打ちのようなかち上げ、張り手を乱発。土俵上でのガッツポーズ、自ら物言い、万歳三唱、観客を促して三本締めなどの問題行動から3度も処分された。21年秋場所後に現役引退し、親方となる際には「大相撲の伝統文化や相撲道の精神、協会の規則、ルール、マナー、相撲界の習わし、しきたりを守り、そこから逸脱した言動を行わないこと」などと記された異例の誓約書に署名。北青鵬の暴力行為に関する事情聴取でも反省の態度が見られないところもあった。同協会の堪忍袋が切れて、部屋消滅という厳罰の流れに拍車をかけた。

 4月以降は伊勢ケ浜一門が宮城野部屋の処遇など決めるとされたが、このような同協会の流れがあれば、一門としても厳しい態度を貫かざるを得ない。この日の大阪市内で行われた年寄総会では玉垣親方とともに来場し、冒頭に宮城野親方は「大変ご迷惑をおかけしました」と謝罪。深く反省した態度を見せた。東京・日本橋には新たな部屋の建設プランもあった中、大横綱が部屋消滅の窮地に陥っている。

話題のニュース

・Dr.スランプ」や「DRAGON BALL(ドラゴンボール)」などの人気作で知られ、世界中の多くのクリエイターに影響を与えた漫画家の鳥山明さんが亡くなった。68歳だった。

鳥山さんのプロダクション「バード・スタジオ」は8日、鳥山さんが1日に急性硬膜下血腫で亡くなったと報告した。急性硬膜下血腫は、脳を覆っている硬膜と脳の間で出血が起きる症状。

「ドラゴンボール」は世界的な人気作で、アニメや映画などにもなった。鳥山さんはそのほか、ビデオゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズなどでキャラクターデザインを担当するなど、幅広く活躍していた。
インターネット上では世界中のファンが、子供のころから鳥山さんの作品に親しんできたと、その死を悼んでいる。

また、雑誌「週刊少年ジャンプ」の編集部や作家らも、追悼の言葉を送った。
バード・スタジオによると、鳥山さんは亡くなる直前にも多くの仕事を手掛けていたという。

「まだまだ成し遂げないこともあったはずで、残念でなりません」と、同事務所は述べた。

「ただ、個人は漫画家としていくつもの作品を世に残してまいりました」

「これからも鳥山明唯一無二の作品世界が、末永く皆様に愛され続けることを切に願います」

葬儀は近親者のみで執り行われた。今後のお別れの会などについても未定だという。

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