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3分で読める本日の注目ニュース(2024年5月20日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・農林中央金庫が、1兆円規模の資本増強を検討していることが明らかになった。米国の金利が高止まりし、農林中金は保有する米国などの債券で多額の含み損を抱えている。損失処理が本格化する2025年3月期の最終利益は5000億円前後の赤字に転落する恐れもあり、資本の増強が必要と判断した。

 具体的な増資手法は今後、出資主体となるJAなどと協議する。返済の優先順位が低く、実質的に資本増強につながる「劣後ローン」などでの調達を視野に入れているとみられる。23年12月末時点の資本金は4兆円余りとなっている。

 農林中金は、農林水産業に携わる事業者の資金を傘下の系統金融機関経由で集め、国内外の株式や債券などで運用してきた。

 メガバンクなども外国の債券で資金を運用しているが、企業向け融資などにも注力しているメガバンクと比べ、農林中金は外債投資の比重が大きい。金利が上昇すれば債券価格は下がるため、含み損が拡大する構図になっている。融資先の企業が限られ、外国債券での運用が多い地方銀行と同様、金利上昇が運用益の悪化につながりやすい。

 農林中金は2008年のリーマン・ショックでも有価証券関連の損失が膨らみ、巨額の損失を計上した。09年には、JAなどの支援で1・9兆円の増資を実施していた。

芸能ニュース

・お笑いコンビ「オズワルド」畠中悠(36)が19日放送のNHKラジオ第1「らじらー!サンデー」(日曜後8・05)に生出演。交際していた、タレント・井上咲楽(24)が自身との破局を報告した件について、初めて言及した。

 番組冒頭で破局をイジられた畠中は「結婚したい気持ちはあった」といい「お笑い草ですよ」と苦笑。「本当に素敵な方なんで…僕の悪いところがいっぱいあった」と後悔を口にしていた。

 「何が一番ダメだった?」という質問には「難しいですね」とポツリ。「タイムマシーンに乗って、やり直せるとしたら?」と問われると「これは難しいです。複合的なことで簡単には言えない」と返していた。

 井上は自身のX(旧ツイッター)で「私事で恐縮ですがご報告です!2年半お付き合いしていた畠中さんとお別れしました」と発表。「週刊誌で撮られた後、バラエティ番組で交際について聞いていただくことが多く、こんなにも話題になるとは思っていませんでした。わざわざ報告するのもどうかなと思いましたが、本日も収録がある中で嘘をつくことが心苦しく、こちらで発表させていただきます。交際中、あたたかいメッセージやお言葉、ありがとうございました」とした。

 「また、常に穏やかで、優しい2年半を一緒に送ってくださった畠中さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」とし「※付き合って別れた、ただこれだけで大製裟にすみません!聞かれた際にどのように振る舞っていいのかわからず、このような形にさせていただきました」とつづっていた。

 井上と畠中の交際は昨年12月に一部週刊誌で報じられた。井上は2月放送のフジテレビ「酒のツマミになる話」に出演した際に「畠中さんと今2年ぐらい付き合っているんですけど、3回ぐらい別れているんです」と明かし、共演者を驚かせていた。

 畠中は、昨年11月に受けたPET検査で腎臓に腫瘍が見つかり、今年1月に初期のがんと判明。一時活動を休止して手術し、3月5日に退院したと報告していた。

スポーツニュース

・◇セ・リーグ DeNA3―2中日(2024年5月18日 横浜)

 DeNAの中川颯投手(25)が18日、中日戦に先発して6回5安打2失点に抑えて今季2勝目。2回には豪快なスイングで今季の投手1号となる2ランを右翼席中段に運んだ。桐光学園時代はエース兼4番で通算26本塁打。ドジャースの大谷翔平投手(29)を参考にした打撃フォームで快音を響かせたサブマリン右腕の“二刀流”の活躍で、チームは借金を2に減らして4位に浮上した。

 バットを加速させながらインパクトを迎えることで、自然と大きくなる。そんな大谷の美しいフォロースルーを思わせた。本職は下手投げ投手。中川颯はスラッガー顔負けの“確信歩き”で、打球方向の右翼を見上げた。

 「大谷さんのバットを立てているイメージで打ち始めてから、いい感じなんです。自主トレの時から参考にして練習してきました」

 通算9打席目のプロ1号は「完全に大谷翔平」とSNS上を驚かせた。2回に1点を先制しなお2死一塁。松葉のカーブにしっかりとタイミングを合わせ、強振した。今季の投手初本塁打は右翼席の中段へ。昨オフにオリックスを戦力外となり、地元でDH制のないセ・リーグのDeNAに拾われたことで打撃練習を再開。寝かせていたバットを大谷を参考に立てて快音を響かせ、三浦監督も「二刀流だね。雰囲気があった。飛距離も大きかった」と目を丸くした。

 桐光学園ではエース兼4番で通算26本塁打。横浜スタジアムでは3年生だった16年夏の神奈川大会準決勝以来、2発目で「当時がフラッシュバックした」という。現在は同僚で当時横浜高の石川から左翼席に運ぶも4―8で敗退。泣きながら「将来、絶対にプロ野球選手になって恩返しする」と誓っていた言葉を現実のものとした。

 本業では6回5安打2失点で2勝目。本拠地では初勝利だった。前回11日の阪神戦は3回9失点で「死に物狂いで試合に臨んだ」という。衝撃の一発を放ったが「(打撃は)欲を出すのはダメ。バントを失敗してしまったので次は成功できるように」と反省した。

 試合後、握りしめていたのはホームランボール。「やってみたかった」というデスターシャポーズもたどたどしく決めた。「しんどい思いも多かったけど満員のお客さんの中でできることは幸せです」。先発で4試合、救援で4試合に登板するサブマリンが、打者としても輝いた。

話題のニュース

・イラン国営通信によると、イランのエブラヒム・ライシ大統領とホセイン・アブドラヒアン外相らが乗ったヘリコプターが19日、北西部の東アゼルバイジャン州の山中に不時着した。大統領らの安否は不明だ。

 アフマド・バヒディ内相は国営テレビに、大統領一行のヘリ数機のうち、大統領搭乗機が不時着したと語った。救助隊が現地に向かっているが、悪天候と濃霧のため19日夕(現地時間)現在、到着していない。通信状況が悪く、連絡が困難だという。

 ライシ師は19日、隣国アゼルバイジャンとの国境付近で、アゼルバイジャンとの共同事業により建設されたダムの開所式に出席後、ヘリで帰路に就いていた。ライシ師は2021年8月に大統領に就任した。イランではアリ・ハメネイ師が最高指導者として君臨する。

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