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3分で読める本日の注目ニュース(2024年10月13日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・ 米航空機大手ボーイングのケリー・オートバーグ最高経営責任者(CEO)は11日、全世界の従業員の10%に相当する1万7000人を削減すると発表した。

約1カ月にわたり続いているストによって、「737MAX」や「767」、「777」の生産が停止し、財政面で打撃を受けていることが背景にある。

さらに、新型大型機「777X」の初納入を1年遅らせるほか、防衛事業で新たに多額の損失を見込むとした。

芸能ニュース

・故尾崎豊さんの息子でシンガー・ソングライターの尾崎裕哉が12日、ライブツアー「ONE MAN STAND 2024 AUTUMN」の大阪公演(19日・梅田クラブクアトロ)を前に、大阪市内でデイリースポーツなどの取材に応じた。

 メジャーデビュー前の2015年、大阪・ミナミのライブハウスで初ライブを行った裕哉にとって、大阪の地は「第2のホーム」でもあるという。「大阪にはサポートしてくれる方も多くて、デビュー前から知ってくれているオカンみたいな方も多いですね」と、笑った。

 昨年4月、尾崎豊さんの名曲「I LOVE YOU」をカバーし、「OH MY LITTLE GIRL」とともに初めて音源化。ライブでもファンのリクエストを受けて豊さんの楽曲を披露しており、今でも父の存在は強く感じている。

 2016年にメジャーデビューした頃は、「尾崎豊の息子」として、様々な方面から父の楽曲をカバーして発売する話が届いたが、「特にデビューした時は、そこらへんへの抗いがあって。(周りの)声にのせられちゃって動いたら、瞬間的には売れる作品だったかもしれないけど、ただ、その色がずっとつきまとうことになると思った」と、当時の心境を語る。

 そんな父について聞かれ、「昔も今も変わらず、やっぱり上にいるんじゃないですかね」と、人さし指で天を指した裕哉。「十代の頃、尾崎豊がずっと見守ってくれている、って感覚がすごくあった。神様がいるんだとするなら、こういう感覚なんだろうな。本当に毎日僕を見てくれている、とすごく思っていた」と、笑顔で明かした。

スポーツニュース

・中日が来季の打撃コーチとして元ソフトバンクの松中信彦氏(50、写真)を招へいすることが12日、分かった。「平成唯一の3冠王」が、3年連続最下位に沈んだ今季からの巻き返しの切り札となる。

 新生・井上ドラゴンズの組閣の“目玉”が判明した。現役時代はソフトバンク(入団時はダイエー)一筋だった松中氏は、04年に打率・358、44本塁打、120打点で史上7人目の3冠王に輝き、首位打者2回、本塁打王2回、打点王3回など計11個のタイトルを獲得。常勝軍団の主砲として活躍した。

 15年にソフトバンク退団後は、現役続行を視野に自主練習を続けたがNPB復帰はかなわず、16年3月に引退を表明。会見では「野球に携わる仕事をしたい。いずれは3冠王になるような選手を育てたい」と夢を語った。20年に四国・香川のGM兼総監督に就任。21年にはロッテで臨時打撃コーチを務めたが、正式なコーチ就任は初めてとなる。

 中日は低迷の責任を取る形で立浪前監督が辞任し、10日に2軍監督だった井上新監督が就任会見を開いたばかり。井上監督が鹿児島県、松中氏は熊本県と同じ南九州出身で、井上監督が2学年上と年齢も近い。今季リーグワーストの373得点に終わった得点力不足解消へ、卓越した打撃理論を持つ大打者の手腕にかける。

 ◇松中 信彦(まつなか・のぶひこ)1973年(昭48)12月26日生まれ、熊本県出身の50歳。八代第一(現秀岳館)から新日鉄君津を経て、96年ドラフト2位(逆指名)でダイエー入り。2004年に史上7人目の3冠王。00、04年はパ・リーグMVP。15年オフにソフトバンクを退団し、16年3月に引退。20年に四国・香川のGM兼総監督、21年はロッテ臨時打撃コーチを務めた。1996年アトランタ五輪、2006年WBC日本代表。左投げ左打ち。

話題のニュース

・2025年大阪・関西万博の開幕まで13日で半年となった。

 会場予定地、大阪市の人工島「夢洲」では、シンボルと位置付ける木造の「大屋根リング」がつながり、遅れていた海外パビリオンの建設も急ピッチで進む。一方で、前売り入場券の販売は目標の半分程度で、魅力発信の強化は急務。交通アクセスの確保や安全対策といった運営面の課題も山積している。

 ◇「若者」「関西以外」に照準
 23年11月末から始まった前売り入場券の売り上げは今月9日時点で約714万枚。日本国際博覧会協会が開幕までの販売目標に掲げる1400万枚の51.0%で、関係者からは「本当に(目標枚数が)売れるのか一抹の不安がある」(関西経済連合会幹部)との声も上がる。

 機運醸成のため、目玉の一つとされるのが日本の観測隊が南極で採取した世界最大級の「火星の石」の一般公開だ。展示以外では、人気歌手「Ado」さんの開幕スペシャルライブや、海外有名アーティストによるイベントも予定しており、協会幹部は「若者に関心を持ってほしい」と語る。

 関西圏以外での盛り上げも重要だ。協会は9月25日、公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズ販売や万博の展示紹介を行うため、東京都内に万博の情報発信基地を開設した。政府は、全国の学校での出前授業や自治体を通じた参加国と住民との国際交流も企画している。

 ◇交通・防災対策も
 運営面の課題もある。会場は人工島で、鉄道でのアクセスは大阪メトロ中央線のみとなり、混雑が予想される。大阪府・市は今月にかけ、協力依頼に応じた企業のテレワーク、時差出勤を試行した。防災では、災害時の避難誘導などをまとめた計画を策定。被災後、会場の「孤立化」といった万が一に備えた近隣自治体との連携も検討しており、来場者の安全確保に努める。 

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