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本雑項目 資料本のランダム雑紹介

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積本がたくさんあってあんまり中身が把握しきれていないので、乱数メーカー任せで1冊を選び、雑な解説や感想を加えながら小説に使えるだろうかなどを考えてみようかと思っています。
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本雑綱目 目次

ここは取り上げた本を整理するための目次です。逐次更新します。 積本がたくさんあってあんまり中身が把握しきれていないので、乱数メーカー任せで1冊を選び、雑な解説や感想を加えながら小説に使えるだろうかなどを考えてみようかと思っています。 記憶力が悪いのに放言してるので、間違ってたら教えて下さいませ。 100(哲学)↳158(その他の特定主題)  明治大学人文科学研究所 明治大学公開文化講座 8 悪 ↳175(神社. 神職)  瓜生中 知識ゼロからの神社と祭り入門 ↳188(各宗

本雑綱目 60 山本笑月 明治世相百話

今回の本は山本笑月著『明治世相百話』です。 中公文庫、ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4122045729。 NDC分類では210、歴史>日本史に分類しています。 これは乱数メーカーを用いて手元にある約5000冊の本から1冊を選んで読んでみる、ついでに小説に使えるかとか考えてみようという雑な企画です。 ★図書分類順索引 1.読前印象  江戸から明治、大正昭和への変化というものは異世界転生したばりに政治も文化も常識も移り変わった時期と認識している。明治のころの世相や新

本雑綱目 59 古田武彦 「風土記」にいた卑弥呼 古代は輝いていた 1

今回の本は古田武彦著『「風土記」にいた卑弥呼 古代は輝いていた 1』です。 朝日文庫、ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4022604972。同著者の『古代は輝いていた』シリーズ全3巻の1。 NDC分類では210、歴史>日本史に分類しています。 ↓最新刊って書いてあるけれど、1988年の最新刊。 これは乱数メーカーを用いて手元にある約5000冊の本から1冊を選んで読んでみる、ついでに小説に使えるかとか考えてみようという雑な企画です。 ★図書分類順索引 1.読前印象  

本雑綱目 58 ローデンバック 死都ブリュージュ

今回ローデンバック著『死都ブリュージュ』です。 岩波文庫、ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4003257814。 NDC分類では953、文学>小説. 物語(フランス文学)に分類しています。 これは乱数メーカーを用いて手元にある約5000冊の本から1冊を選んで読んでみる、ついでに小説に使えるかとか考えてみようという雑な企画です。 ★図書分類順索引 1.読前印象  おん・・・小説・・・・。  小説って正直、抜き読みできないんだよな。僕の本リストの中には900の文学分類に

本雑綱目 57 山口貴久男 戦後にみる食の文化史

今回は山口貴久男著『戦後にみる食の文化史』です。 シリーズ食の文化と文明、三嶺書房、ASIN ‏ : ‎ B000J76WFG。 NDC分類では383、社会科学>衣食住の習俗に分類しています。 これは乱数メーカーを用いて手元にある約5000冊の本から1冊を選んで読んでみる、ついでに小説に使えるかとか考えてみようという雑な企画です。 ★図書分類順索引 1.読前印象  戦後すぐは配給性が敷かれていたが、やがて間もなく朝鮮特需で景気は向上していき自給が増えていったイメージ。食

本雑綱目 56 加藤耕一 「幽霊屋敷」の文化史

今回は加藤耕一著『「幽霊屋敷」の文化史』です。 講談社現代新書、ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062879910。 NDC分類では523、技術. 工学>西洋の建築. その他の様式の建築に分類しています。 これは乱数メーカーを用いて手元にある約5000冊の本から1冊を選んで読んでみる、ついでに小説に使えるかとか考えてみようという雑な企画です。 ★図書分類順索引 1.読前印象  分類が西洋建築なので、西洋の幽霊屋敷なのだと思う。日本の幽霊屋敷と考えれば安達ケ原とか鬼

本雑綱目 55 石井良助著 江戸の刑罰

今回は石井良助著『江戸の刑罰』です。 中公新書、ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121000316。 NDC分類では322、自然科学>法制史に分類しています。 昭和39年だから結構古い本。 これは乱数メーカーを用いて手元にある約5000冊の本から1冊を選んで読んでみる、ついでに小説に使えるかとか考えてみようという雑な企画です。 ★図書分類順索引 1.読前印象  江戸の刑罰というと牛裂きとか流罪とか色々思い浮かべて、そういえば石抱きとかは拷問であって刑罰ではないなと

本雑綱目 54 理想 1983年9月号(特集:東洋の身体論)

今回は理想 1983年9月号、特集:東洋の身体論です。 雑誌はNDC分類では051一択。 古雑誌なので書影は見つかりませんでした。自分のUPしろよっていう気はするけれど、写心がない。 これは乱数メーカーを用いて手元にある約5000冊の本から1冊を選んで読んでみる、ついでに小説に使えるかとか考えてみようという雑な企画です。 ★図書分類順索引 1.読前印象  この雑誌はこの1冊しか持ってないので、どういう系統の本かはよくわからないものの、読前といいつつ表紙の目次は見えている

本雑綱目 53 栗原堅三 味と香りの話

今回は栗原堅三著『味と香りの話』です。 岩波新書の赤、ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4004305637。 NDC分類では491、自然科学>基礎医学に分類しています。 これは乱数メーカーを用いて手元にある約5000冊の本から1冊を選んで読んでみる、ついでに小説に使えるかとか考えてみようという雑な企画です。 ★図書分類順索引 1.読前印象  あれ? なんとなく文化の本のつもりで買った記憶があるけど、これは医学の本なのか。そうすると味覚と嗅覚の話だろうけど、岩波新書の

本雑綱目 52 郭沫若 則天武后/筑 始皇帝と高漸離

今回は須田禎一訳郭沫若著『則天武后/筑 始皇帝と高漸離』です。 平凡社の東洋文庫、ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582800067。 NDC分類では922、文学>戯曲に分類しています。 則天武后と筑の二本立て。 これは乱数メーカーを用いて手元にある約5000冊の本から1冊を選んで読んでみる、ついでに小説に使えるかとか考えてみようという雑な企画です。 ★図書分類順索引 1.読前印象  戯曲はあんまり読んだ(?)ことがないんだけれど、中華統一前後で始皇帝を暗殺しよう

本雑綱目 51 若水俊 中国上代説話の研究

今回は若水俊著『中国上代説話の研究』です。 1978 年のJCA出版。 NDC分類では222、歴史>中国に分類しています。 1.読前印象  日本で上代というと奈良時代くらいまでというイメージだ。唐の長安城に倣って建てられたのが平城京で、唐の説話というと酉陽雑爼あたりというイメージなのだが、隋唐あたりは上代説話という語幹の響きにしては新しすぎるような気がして、そうすると少し戻って魏晋南北朝あたりなら志怪小説だなと思いつつ、上代っていったいいつの想定なんだと混乱してても仕方がな

本雑綱目 50 山中正夫 反柳田国男の世界 民俗と歴史の狭間

今回は山中正夫著『反柳田国男の世界 民俗と歴史の狭間』です。 近代文藝社のISDN13は978-4773316278。 NDC分類では380>風俗習慣. 民俗学. 民族学に分類しています。1992年の少し古い本。 1.読前印象  柳田国男というと民俗学の始まりなわけで、その調査研究の結果が現在に至る民俗学の基礎となった。それはそれでとても偉大なことだが、全てが柳田国男の発想からスタートするために、例えば司馬史観といわれるものと同じ現象が発生し、それ以外の発想を生むことが困難

本雑綱目 49 武樹臣 中国の伝統法文化

今回は武樹臣著『中国の伝統法文化』です。 九州大学出版会のISDN13は978-4873787916。 NDC分類では322.社会科学>法制史に分類しています。 1.読前印象  中国で伝統で法というと、春秋戦国時代に商鞅や韓非先生が秦で苛烈な法を作って自らの首を絞めて処刑され、それのアンチテーゼに劉邦が法三章にしたっていう話が思い浮かぶけれど、法家が法整備しないと秦は変わらず縁故政治が続く辺境国家で富国強兵は成らず中華は統一されないままだったはずだ。一方の劉邦の法三章もザル

本雑綱目 48 瀬川拓郎 アイヌと縄文 もうひとつの日本の歴史

これは乱数メーカーを用いて手元にある約5000冊の本から1冊を選んで読んでみる、ついでに小説に使えるかとか考えてみようという雑な企画です。 今回は瀬川拓郎著『アイヌと縄文 もうひとつの日本の歴史』です。 ちくま新書のISDN13は978-4480068736。 NDC分類では382.社会科学>風俗史. 民俗誌. 民族誌に分類しています。 1.読前印象  小説でアイヌの言葉をミーハー的に呪文に使っているものの、アイヌ自体は金カム読んだくらいしか知識がない。チタタㇷ゚チタタㇷ