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5582 グリッド

結論

6~7月IPOの目玉は、5582 グリッドになりそうです。
6~7月IPO最後の七夕(7月7日)上場ということもあり、上場ラッシュが落ち着いたころ合いに盛り上がります。

根拠

トヨタ自動車と量子機械学習の研究分野で協業
https://gridpredict.jp/news/7BHPz50Vdj5MEELHl9OSCR

量子コンピュータ活用の実績があったからトヨタから協業を持ちかけられると見込みます。

2018年6月期~2022年6月期の5年間
AI開発事業の売上高年平均成長率(CAGR)は41.2%
23年3月3Qで黒字化
国内AIビジネスの市場規模の平均成長率(CAGR)は9.7%

事例

社会インフラで日本郵船の自動車専用船配船計画の最適化というのは、グラフ探索で計算するのですがこれはいま主流のコンピュータで計算する量が多く、結果が出るのに早くて何十年、ひどい時は何万年も時間がかります。

今までので力任せの計算ではなく、量子コンピュータで確率で重ね合わせて計算するやり方を使うと1~数日で結果を出せます。
計算自体は数時間で終わりますが、ノイズが多いため結果が正しいかどうか検証するのに時間がかかり、1日くらいです。

それでも何十日も後の予想を出すのに十分に釣り合う利益を出せる世界が、海運業界、特にタンカーの運用なのです。
海外の拠点間の移動に数月掛かるのは普通なので、無駄が一番少ないコースを見つけることができたらそれだけで数億円、何回もやることで年に数十億円以上も費用を浮かせられます。

再び結論

パッと見て事業内容はわかりにくいですが、革命的な技術を使って他より素早い結果を出すシステムを創ってそのサービスを提供しお金を取るとわかれば魅力的です。

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