見出し画像

4264 セキュア KPI

結論

トライアルの出店計画をチェックすることで次の決算の売上の増加数を予想可能になります。
出店計画が去年の倍以上であれば売上もそれに比例して、上方修正する可能性を先読みできます。
大型案件が他にもあれば、それも合わせて確認して予測精度が上がります。

KPIの推定

セキュアの売上に影響する要素は2023年5月12日に出た決算説明資料から、5882 トライアル新規出店数と仮定します。

新規出店を発表したらサービスを導入し今後の売上に計上されるので次の決算の数字を事前に予測しやすい。
セキュアの隠れたKPIとして、トライアル新規出店数と出来た店舗を毎回チェックしていきます。

5882 トライアル(※2023年3月上場中止)

セキュア売上の67%の比率を占めるSECURE VS(監視カメラシステム)を導入している。
ここが売上のKPIになると仮定し、新規出店数をチェックする。

今年は半年でセキュア監視カメラ導入店舗が去年の倍以上に増加する見込み。
導入企業の中でも1店舗当たりの導入規模が大きく、フローとして新規店舗に導入する機材代金を控えめに見積もり新規1店あたり売上1億と仮定しました。
これがもし5億~10億なら次の決算の前にまた上方修正を見込めます

新店舗に機材を導入した売上がフロー(機材代金)として計上された後、
機材管理や分析サービスの利用料の売上がストック(SaaS)として毎月利用料が入ってきます。
これによって売上が今後も右肩上がりになります。

2023年12月期第1四半期決算説明資料 42ページ

2023年合計:9店

2023年7月:3店
2023年6月:2店
2023年5月:2店
2023年3月:2店

トライアルのオープン予定、オープンセール(2023年まで)

2022年合計:4店

2022年10月:1店
2022年9月:1店
2022年8月:1店
2022年4月:1店

トライアルのオープン予定、オープンセール(2023年まで)


3087 ドトール

SECURE Analytics(画像解析サービス)を導入したドトールのIR月次情報を確認した結果、店舗数は過去一年間でほとんど変化なし

(新規出店と閉店を同時に進めてトータルで店舗数が釣り合っている状態)
売上の3.9%の比率なので影響力は少ないと仮定し、これ以上数字を掘るのをやめました。

2023年12月期第1四半期決算説明資料 43ページ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?