雑にいれたコーヒーがうまい

何たる事!

全く期待していない豆(しかもデカフェ)をてきとーに挽いて、テキトーにペーパーフィルターで漉し取ったら、エラくうまいものが出来てしまった。

今実は酔っ払っているから、後で素面になってからもう一度淹れてみろと言われても多分再現は出来ない。本当に、ただただ、安い豆を煎ってもらい、それを思い出してカリコリと挽いて、ペーパーフィルターに入れて上から代わり映えのしない温度のお湯でいれただけなのだ。

「うんめーやつ淹れるぞ~~」と気合い入れて淹れて、こんなにうまく出た試しがなかったことを考えると、つまりはこういうのは、たまさかの奇跡というべきなのだろうなとは思う。

ここでいつもの私なら、これを大きく一般化して大風呂敷を広げた論理展開をするところではあろうけど、なにしろヨッパライである。

「まあ、そういう夢を見ることもあるよね」ということで、このままカフェインも入ってないので寝床にずぼっと入る事にする。

「幸せの青い鳥」というのは、こういう時にふと窓の外を見ると涼しげに停まっているけど、目を合わせるとぷいっと逃げていくモノの事をいうのだろう。

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