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日産アリアを契約したら転職することになった話

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5月に日産アリアを契約し、アリアのことやBEVの情報を仕入れながら、まだまだ先の納期のことを想う日々を送っていた。ソフトウェアの判断がモーターを介してタイムラグなくリアルタイムに自動車の動きが制御される、そんな世界を想像すると強烈なワクワク感がある。これはiPhone 3Gが日本に上陸した時以来かもしれない。

そんなある日、自動車に関するソフトウェアエンジニアのポジションでスカウトを頂いた。昨年にも同じ会社の同じ方からスカウトを頂いていたのだが、どうしても諦められないのでという熱いメッセージが添えられていたので、少し考えてみることにした。

好きを仕事にするということ

僕は自動車とソフトウェアが好きで、自動車のCADやCAEに関するソフトウェアを取り扱うSIerに新卒で入社した。大手の自動車メーカーとの仕事であったため、大変なこともたくさんあったが、自身のソフトウェアエンジニアとしての成長や、プロジェクトの成功など、とても充実した日々を送っていた。

そんな仕事に脂が乗っていた時にiPhone 3Gが日本に上陸。すぐに個人的にアプリ開発を始めてApp Storeに公開し、世界中の人がアプリを利用してくれることに大興奮した。そして、このモバイル端末向けのアプリ開発を主戦場にしたいとの思いが強くなり、当時は珍しかったアプリ専門の受託開発の現場に飛び込んだ。そこではたくさんのエンジニアに囲まれてスキルを磨かせてもらい、今となっては事業会社のアプリ開発リードとして一定の成果を出し続けられるくらいにはなっていた。

僕はソフトウェアエンジニアは天職だと思っていて、作るものがモバイルアプリという僕にとって最高に面白いプロダクトであるという掛け算にとても満足していた。

そしてこのスカウトをいただき、現在のこの掛け算に加えて、自分のつくるプロダクトが解決する課題が自分のモチベーションに直結するようなもだったとしたら?ということを想像したら、心の底から好奇心が湧いてきてしまった。おそらくBEVへのワクワクがこの気持ちを助長しているのだろう。

これはまさにIkigaiベン図(What is your ikigai? より引用)にある、好きなこと・得意なこと・収入を得られること・社会が必要とすることの掛け合わせ、つまり生きがいに繋がるかもしれない。

Ikigaiベン図
Ikigaiベン図

そして転職へ

2020年、COVID-19の猛威は僕達から様々なものを奪っていったが、働き方という観点ではリモートワークという大きな変化ももたらした。そのおかげで転職活動のフィールドを絞る必要もなくなり、東海圏にはあまりないような事業領域の会社にも応募できるようになった。

今回、僕の関心が高い次の二つの領域に関連する事業のモバイルアプリ開発で、かつ自宅からのリモートワークが行えるという条件で仕事を探し始めた。

  • 自動車業界の中でも特にドライバーのジョブを雇用するようなアプリ

  • クリエイターが自身のクリエイティビティを発揮するために利用するアプリ

スカウトをいただいた会社も含めて何社かの選考に進んで内定をいただき、その中からEVの充電インフラ事業を行う会社に決めた。現在の自動車業界における社会的意義も強く、何より僕自身のEVライフを快適にすることに繋がるのだ。

これがアリアを契約してから約4ヶ月後の出来事であった。


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