見出し画像

スマホの中で働く小人の話。

僕らの生活には欠かせないものになったスマホ。

暇さえあれば、スマホでゲームしたり動画見たりサイト見たりしている僕ら。

下手すると、家族や友達の顔を見ている時間よりもスマホの画面を見ているんじゃないか?と思うくらいスマホの画面を見ているわけです。


そんな時に思うのが、僕らがスマホを見ているように、実はスマホも僕らを見ているのではないかという事。

スマホの画面は刑務所の面会室の窓のようなもので、その向こう側にせっせと働いてくれるスマホの小人がいて、そいつらから僕らは見られてるんじゃないか。

そう、こんなふうに。

そんな事を妄想していたら、なんと同じことを考えていた人がいました。びっくり。

名前は藤原智美さんというエッセイストさんで著書でどんぴしゃりのタイトルの本を発見しました。

その名も「あなたがスマホを見ているとき、スマホもあなたを見ている」

こんな変な事考えてたのは俺だけじゃなかったんですね。嬉しい。

内容がすごい気になるけど、読んでしまうときっと引っ張られてしまうと思うので、この記事を書いてから答え合わせのつもりで読んでみる事にします。


さて、そんな俺のスマホの小人なんですが最近ストライキをよく起こすようになりまして。

作業中、ひんぱんに仕事をほっぽりだしてはお休みするわけですよ。


まあ、うちにきてから約3年。


その間、休みもなく働きづめだから仕方ないけども、こちらも働いてもらいたいから雇ったわけでして。

「それが君の仕事だろう」と半ば強制的に仕事をさせていました。


すると、雇い主のその態度が気に入らなかったのか、ついに相手も強硬手段にでてきました。


なんと僕は開いてないのに、スマホから急にエロ動画の音声を流しだしたんです。

なんたる、強硬策。


幸い、朝イチのカフェだったので、自分以外の客はいなかったのですが、残念ながら美人の店員さんからは白い目で見られました。

朝からこれはさすがにしんどい。


ここでようやく相手に自分の命運を握られていることに気づいた僕。

すぐさま心を入れ替えて、労働環境の改善と適度な休息を。

たしかに中はモノで一杯だし、同時進行で作業をさせまくっていたので、少し整理したら多少は落ち着いてきました。


それから、しばらくはそんな風に仲良くやっていたけど、それでももう限界が近いのか、最近はよく止まるようになってきました。

そろそろ、お別れの時かもしんない。


となると、新しい相棒が欲しいところ。

しかし、そうなってくると新たな問題が。

中の小人は新しいスマホに替えると、引っ越しなのか?それともお別れなのか?

自分の勝手な妄想でが生み出した小人とはいえ、もしもお別れだったらなんだか気が引けるなぁ。


と、そんなことを考えていたら、またスマホが止まりました。

というわけで今月中に替えにいきます。

今度はもうちょっと大きいやつにしたいなぁ。

サポートしてくれたら、小躍りして喜びます。