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ガンバ大阪2023ユニフォームプレビュー

Hola!あけましておめでとうございます。
ガンバの2023新ユニフォームが公開されたので、これまでとの比較などをまとめてみた。

①サプライヤー変更
今シーズンからユニフォームサプライヤーがアンブロからヒュンメルに変更になった。これまでのアンブロでの製品展開(レプリカの有無・サイズ・価格など)とほぼ同じ内容になっているのはおそらくクラブの意向だと考えられる。
ヒュンメルがサプライヤー契約している他クラブ、ジェフ千葉やツエーゲン金沢などではオーセンティックしか展開していなかったが、ガンバではこれまでと同様にレプリカとオーセンティックでの展開になっている。

②デザイン
デザイン面ではこれまでの路線を踏襲している。青黒のストライプで余計な差し色を入れず、ベースとしてはシンプルなものになっている。また昨シーズンからの新エンブレムが胸のど真ん中に配置される仕様も継続、これもクラブの意向によるものだろう。ヒュンメルのトレードマークの>>の矢印のようなあしらいが肩に施されている。個人的に特筆すべきは2点で、左鎖骨のQRコードと右鎖骨のダイセルのロゴ。

2023シーズンユニフォーム

・QRコードについて
ユニフォームにQRコードを配置するというのは私はこれまでに見たことがない。QRコードはデンソーウェーブの登録商標の2次元バーコードであり、URLを画像化したものである。
リンク先はパナソニックのMake Newというサイトにつながる。なぜユニにQRコードが?ということがこのリンク先に書いてあるのでぜひそちらもご覧いただきたい。
ガンバ大阪×Panasonic|Make New Magazine
これはパナソニックの取り組みの一環ではあるが、ユニにQRコードを設置するという発想は衝撃的(実際Twitterトレンドにも上がるほど)だったので、今後も何らかの形で追従する事例が出てきそうではある。

・ダイセルロゴについて
個人的に一番大きな変化についてはこのダイセルのロゴ掲出の仕様変更である。これまでのユニでは四角の白い枠の中にダイセルのロゴマークを配置する形で掲出されていたが、今年からロゴに白いフチ取りでの掲出に変更になった。これによりユニフォームのデザインが向上、よりスマートさが増した。
一見些細なことのように思えるが、企業ロゴというのはCI(コーポレートアイデンティティ)の一種であり、内容は企業により異なるが厳密なきまりが多々ある。ロゴ改変など基本的にはもってのほか。たとえば「ロゴの余白は左右上下で5mm以上」「カラー変更は不可、モノクロ表記の場合は黒か白のみ」といった決まり事が事細かに設定されており、基本的に不可侵の領域である。おそらくガンバ側から交渉したものだと思う。
これまでサマーユニなど一部の企画ユニではすべてのスポンサー企業ロゴが1色で統一されてきていたので、いずれこういった形になることは予想できた。このタイミングで露出の最も多い1stユニにも反映されたこと、ガンバ・ダイセルの担当者さんの尽力に感謝したい。

スマートになったダイセルのロゴ掲出と衝撃のQRコード掲出


③価格変更
原材料高騰の中、値上げは必須であろうと覚悟していたがレプリカは+1,100円、それ以外は据え置きであった。価格としてはかなり企業努力されたのではないだろうか。
レプリカ 15,400円(+1,100円)
オーセンティック 26,400円(+0円)
背番号マーキング1桁 3,850円(+0円) 
背番号マーキング2桁 4,400円(+0円) 
(記載金額は定価、大人用サイズ)
また今年度はガンバオンラインオフィシャルショップによる年間パス割引がレプリカにも適用、これまでの10%から15%割引に変更になった。これにより年間パス会員ならほぼ昨年と同程度の価格になる。
ジェフやツエーゲンのオーセンティックと同程度の価格になることを期待されていた方もいたようだが、これに関してはガンバ側がこれまでと同じ売価で設定したい意向が反映されているものと思われる。サプライヤーが変わっても原価が同じなどということはありえないし、同じサプライヤーでも生産数量や製品仕様が違えば一律にはならない。売価を同じに設定した上で製品化されていると考えるのが自然だと思う。

④背番号・背ネーム
背番号については宇佐美が7番になったことが衝撃的なニュースとなった。経緯はユニフォームページでの宇佐美インタビューを参照してみてほしい。
そのほか、食野が8番、武蔵が9番、復帰した谷が99番を付けたことも印象的であった。
サポーターの中で一番賛否両論あったと思われるのが背ネームの表記変更だ。これまでガンバのユニフォームの背ネーム表記は苗字という姿勢を貫いてきた。今年は下の名前が一部選手で採用されている(MIURA→GENTA、R.YAMAMOTO→RIHITOなど)。中村仁郎が「選手コールをナカムラからジローに変えてほしい」と発言していたことや新加入の半田陸が山形時代からユニはRIKU表記だったりしているので、おそらく選手本人の意向が反映されているものと推察される。また、今回の仕様変更は選手サイドからの要望にクラブが応えた形なのかもしれない。

⑤最後に
長年にわたりサプライヤーを続けられてきたアンブロからヒュンメルに変わるということで少なからず不安はあったのだが、デザインや仕様などしっかり引き継ぎがされているという印象を受けた。ガンバ側で設定しているブランディングの軸がしっかりしているからこそでもあるし、エスエスケイ社の尽力によることでもあると思う。
このあとは製品クオリティがどうなのかとか、生産体制で納期しっかり守られるのか、といった部分になると思うがそれはまたこれからの話ということで。


【公式】2023シーズンユニフォーム特設ページ|ガンバ大阪オフィシャルサイト (gamba-osaka.net)

引用:ガンバ大阪オフィシャルサイト


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