見出し画像

ガンバ大阪2024編成レビュー~振り向くな〜

Hola!2024シーズンが始まろうとしております。移籍市場で活発な動きを見せるガンバ大阪の動きに「ついていけてへん~」といった方もいるのではないでしょうか。
選手編成など現時点で感じるところを書き綴りました。それではいってみましょう。
(1/11 一部更新)

2024暫定編成(1/11時点-背番号は昨シーズンのもの)
監督:ポヤトス HC:マルセル
GK ★1.東口、22.一森、25.石川、★張(NEW)
CB 2.福岡、5.三浦、34.江川、中谷(NEW)、坂(NEW)
RSB 3.半田、33中野、松田(NEW)
LSB 24.黒川、19.今野(NEW)
CH 18.ラヴィ、27.美藤(NEW)、鈴木(NEW)
IH 23.ダワン、47.アラーノ、48.石毛、山田(NEW)
WG/SH ★7.宇佐美、★8.食野、★10.倉田、★14.福田、★41.中村、山下(NEW)、岸本(NEW)
FW 11.ジェバリ、★40.唐山、★坂本
★・・・ホームグロウン対象選手

ポジション別編成

GK ★東口、一森、石川、★張(NEW)
IN/OUTでは夏に海外移籍した谷と期限付きだった市川が抜け、ユースから張君が昇格、一森が期限付き移籍から復帰。なんといってもマリノスでシーズン通してレギュラーをつかんだ一森の復帰が特大のインパクト。どうやら一森とは契約を残していたようでマリノス側に選択肢はなかったと。グッジョブ強化部。昨年は東口vs谷のスタメン争いでしたが、今年は東口vs一森になることは間違いなし。

CB 福岡、三浦、江川、中谷(NEW)、坂(NEW)
ギョンウオンが契約満了、佐藤が浦和へ移籍。代わりに名古屋から主力CBの中谷を獲得。昨シーズンのリーグ最多失点の守備陣にはテコ入れが入ると予想していたが、中谷クラスの選手を早々に契約まとめられたのはかなり早い段階から動いていたのではないか。また大分を契約満了になった坂も獲得、枚数的にもこれで編成は終了だろう。年俸的にも三浦・中谷の二人が2CBの主軸となる予想。

右SB:半田、中野、松田(NEW)
中野が期限付き移籍から完全移籍に移行、これは去年の加入時から言われていたこと。今年夏に海外移籍ほぼ間違いなしの主力の半田がおり、中野も海外を目指すことを公言。層は厚くせざるを得ない。
柳澤が徳島へ移籍。高尾は札幌へ移籍、近年の不安定なパフォーマンスを見ると仕方ないかなとも思う。
禁断の移籍Part2の松田陸が実現、東京Vの宮原にオファーしていた(破談)ことからも右サイドバックにベテランで安定感のある選手をピックアップしていたことは間違いなく実力派のベテランを確保出来た。後の項目で述べるが新加入の岸本もここで起用が可能。仮に半田・中野がシーズン中に去っても大丈夫なようにしようとしていると見る。

左SB:黒川、今野(NEW)
法政大学から今野息吹がIN。ワンクラブマンだった藤春に契約満了で別れを告げた。絶対的主力になり昨シーズンのチーム最多出場時間を誇る黒川が健在なら、動きも最小限となる。また右SBで記載した中野は左利きでここのポジションでの起用も可能なはず。黒川が何らかの理由でいなくなったときのことは考えたくない。

CH ネタラヴィ、美藤(NEW)、鈴木(NEW)
去年から最も層の薄いポジションのアンカー。代表でネタラヴィ不在時は山本が代わりに務めてなんとかごまかしていた。OUTは奥野、レンタルから完全移籍で湘南へ。INは関学大から美藤、すぐJ1で活躍できるかは未知数。禁断の移籍Part1の鈴木徳真の獲得が決定、おそらくこのポジションで想定されていると思われる。彼は徳島時代にポヤトス監督とやっていたのでアンカーが出来るかはともかく計算出来そうな補強である。主軸は当然ネタラヴィ様だが、代表招集と紛争の影響で今年どこまでパフォーマンスを発揮できるか。

IH ダワン、アラーノ、石毛、山田(NEW)
インサイドハーフでは山田がIN。プレー集を見た印象では倉田のオフェンス特化型。現ガンバに居ない個性なので10番ポジションでの期待が高まる。OUTは今オフ特大のネガティブ感情を作り出した山本悠樹、次代のガンバの旗手を期待されていただけにサポの落胆も仕方なし。
監督の信頼度が高そうなダワンと新加入の山田が今年の主軸と予想、アラーノはここかもしくはサイド起用。後述するWG/SH枠に入れた食野、倉田がINになることもありうる。

WG/SH ★宇佐美、★食野、★倉田、★福田、★中村、山下(NEW)、岸本(NEW)
人数が多く誰が起用されるか想像しづらいポジションがここ。OUTは期限付き移籍で杉山(→山形)、山見(→東京V)、契約満了が塚元(→金沢)。INは横浜FCのスピードスター山下と、清水から右サイドのオールラウンダー岸本。二人ともJ1での出場時間がそれなりにあり、スタメン・途中出場どちらでも機能してくれそう。食野・倉田・山下あたりとインサイド兼用のアラーノが主軸か。宇佐美は足の状態次第。

FW 11.ジェバリ、★唐山、★坂本
去年から層の薄いポジションのセンターフォワード枠。OUTは鈴木武蔵で札幌へ期限付き移籍。高年俸&ケガがちに加えポヤトスが求めるFWの使い方に特長が合っておらず、やむなしの移籍。INは坂本が岡山への期限付き移籍から復帰。坂本ならジェバリの代役としても機能はしそうだが、そもそも昨年も得点力不足なので予想ではもう一人の外国人選手枠がここなのではないかと。オファーしたとされる大橋は広島に決定。枚数的に唐山はレンタルに出さず残留か。

A契約枠と編成の傾向

チームのA契約枠は25人だったが、今年から27人になったという情報が新たになった。下部組織出身選手を除くと現時点で23人。獲得が可能な選手枠としてはおそらくあと4人である。
外国人選手の獲得があってもおかしくはない。

編成の傾向としては、新加入選手は昇格と大卒を除けば全員にJ1でのプレー経験がある。これは昨年J2から獲得した杉山や江川がなかなか活躍できなかったことや、数年に渡る残留争いに終止符を打つためと思われる。また放出した選手も山本とギョンウォンを除けば昨年のプレー時間が少ない選手ばかり。全体で言うと約20%であり、残したい選手は概ね残せているとも言える。

2024放出選手のリーグ戦出場時間

中口強化部長の退任から梶居サンの復帰と、がっかり感の否めないオフシーズンスタート。獲得できなかった選手の情報や主力の流出で一部ざわつきはしたものトータルで見れば結構良い動きだったのでは?と思える。
チームの新体制始動日は1月12日、あともう1週間。いなくなった選手のことを気にしても何も良いことなんてない。選手の経歴も関係ない。今そこにいる選手のピッチの上での輝きのみ。昨年のどん底からどれだけ上向いてくれるか。どうなるか見てみましょう。

それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?