#高石市の事件を考えよう 第三回公判、傍聴者の方からの情報

高石市の事件から三ヶ月が経ちました。

そして本日
2023年5月16日、渡邉和美容疑者を被告とする裁判の第三回公判が行われました。

前回↓

に引き続き、傍聴に参加された方の許可をいただき、貴重な記録をここに共有したいと思います。

傍聴記録


【高石市の事件】

令和5年(わ)第45号等準強制わいせつ事件被告人渡邊和彦こと渡邉和美
大阪地方裁判所堺支部202号

この事件の第三回公判が、大阪地方裁判所堺支部にて、令和5年5月16日(火)10:00から行われた。

渡邉被告、10時入廷。
髪はボサボサ、洗髪が不十分なように見える。肩に届くほどの長さ。
青いトレーナーを着て下はスウェット、スリッパを履き、背中を丸め気味。
検察官の読み上げる起訴内容を聞いている間、首をかしげたり横に振るなど、否定や疑問を表すような仕草をたびたび見せる。特に、性的加害についてのくだりで見られた。
また、傍聴席への睥睨も繰り返す。

(検察は被害状況を微細に読み上げていたが、
ここでは被害者の心情を慮り、状況は一部を削除した上で記録する)



case1.
被害者は精神科で不安障害の診断を受けた後、令和2年11月、相談支援を受けるため被告の施設と連絡を取った。
被告は精神障害の認定を受けて行政サービスを受けるよう被害者にアドバイス。
支援契約書を交わした後、被害者宅を訪れ「心が女性」である旨を告げる。
被害者は、facebookなどの被告のアイコン等が女装をしていたのを見て、被告の言葉は本当かもしれないと思ってしまった。
被害者宅に、認定のための社会福祉士が訪れる際、被告は障害者認定が受けられるように「月経血のついたナプキンをトイレに撒きなさい」と指示し、被告本人もナプキンを撒くなどした。
社会福祉士が帰った後、被告は被害者に対し、「僕は心が女性だから女性の裸を見ても何も思わない。マッサージしますよ。リンパマッサージの資格を持っている。恥骨もマッサージします」と言った。
被告人の発言を信じた被害者に対し、被告は陰部をグイグイと押すなどの犯行に及んだ。
その後、被害者は男性一人での訪問はもうやめてほしいと被告人の会社に頼んだが、被告人はその後も数回一人で訪問した。

case2.
令和3年5月20日。
腕のしびれがある被害者に、腕のマッサージをすると言って「シェイプアップやバストアップもできる。リンパがわからない。乳腺を探します」と直接胸や陰部を触る、下着姿で部屋を歩かせる、など、わいせつ行為に及ぶ。
被害者は担当ヘルパーなどに被害相談をしたが、被告からの報復をおそれて被害届を出すには至らなかった。
被告人は被害者の担当ヘルパーに対し、「マッサージをしていたら被害者がパンツを脱いで誘ってきた。被害者は頭がおかしいから何を言っても気にしないで」などと言っていた。
被害者が被告が別件逮捕されたあとで、警察官が聞き取りに来たことで被害報告をするに至った。

次回公判は7月4日、午前10:00から。

以上の報告を見ての感想としては、

被告は、障害者認定を受けるために佯狂のような不正な指導をおこなっており、
「共犯者」という後ろめたさや「恩」を着せたことで、その後の犯行を断りにくいものとした可能性もある。

これだけのことをいわば密室で、誰の目にも触れず、うったえる力や判断能力の不足した女性たちを食い物にできる状況、同様の問題はこの施設だけではないのでは?という恐怖もある。

大々的にメディア等が切り込んで追求すべきではないだろうか。

まして、「心が女性とのたまうなら、男性を女性として”尊重”しなければならない」という条例や法案がある現状で、このような立場におかれた女性女児がどうやって身を守れるというのか、国、行政を糾弾するべきだ。

過去は変えられないが、未来の被害は減らせるはずだよ。

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