#125 手まり「6つの桜」の作り方
6つの桜
このデザインも、柳川まりを作る方が好む手まりです。
三角と四角を組み合わせて桜を表現してあり、初めて見たとき単純なのにすごく可愛いと思いました。
柳川地方ではお雛様に下げ物と呼ばれる飾り物をします。
つるし飾り、傘福などとも呼ばれます。
初節句のお祝いとして作ったり、贈ったりしたと聞きます。
写真では布のボールが下げてありますが、ここに手まりを下げたそうです。
また、下げる物や下げる数なども決まりがあるそうです。
昔は農作業などで忙しかったので、所定の物を所定の数作り、期日までに仕上げるのは大変だったと推測します。
その中で、この手まりは比較的簡単にはやく仕上がり、見栄えも良いので好まれたのだと思います。
今回は8等分の組み合わせ地割で作っていますが、10等分の組み合わせで作るバージョンもあります。
「6つの桜」の作り方
直径6cmで作っています。
あまり大きい物は不向きなデザインです。
大きく作りたい場合は10等分の組み合わせで作ると良いでしょう。
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読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。