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#12 手まり「升かさねの椿」の作り方
基礎作品の升かがり
升かがりとは、四角くかがって作る作品です。
実は小学4年生の時、私が初めて手まりにチャレンジし挫折した技法です。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12385817/picture_pc_e557f97fc17ceca1f0f56b4dc8e2aba5.jpg)
数日前に、note で説明するために、挫折した作品と同じデザインを作ってみました。
作ってみた物は、升かがりの時に紹介します。
地割が4等分と思い込んでいたのですが、改めて作ったら8等分の組み合わせでした。
そして当時、母が私たち生徒に出した課題は、手まりの表面を全てかがり糸で埋める物でした。
しかも、サイズは直径8cmと思われます。
なんと欲張りな課題だったかと、改めて感じました。
祈りの模様の升かがり
入門作品には、数多くの祈りの模様が含まれています。
この升かがりも、その1つです。
四角をモチーフにした物は、お米を計る升を表しています。
つい60年ほど前まで、飢饉などで食糧不足の心配がありました。
今も状況によっては、食べることに苦労する人もいます。
この四角をモチーフにした模様は、食べることに苦労しないようにと言う
祈りや願いが込められた模様です。
升かがりは基礎作品なので、レッスンする必要はあります。
しかし入門者さんにも親しみやすい模様という事で私は、「升かさねの椿」を先にレッスンしています。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12385845/picture_pc_f76c6e2e82a9b676529b1fbd7eda823b.jpg)
糸をそろえて、正確に四角く、かがらなければいけない升かがりですが
多少いびつでも、上から四角を重ねるのでいびつが目立ちません。
しかも花模様が作れる、升がさねの椿。
満足度を考えたら、
升がさねのほうが作りやすいと感じました。
「升かさねの椿」の作り方
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12385875/picture_pc_df9833e2bd33be3582f8d86d08d7b109.png)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12385893/picture_pc_0a77e97e2f8d02657c478a71b5cd0d15.png)
土台は直径6cmで作ります。
土台の色は自由です。
帯を巻くか、それとも巻かずに仕上げるかは自由です。
帯を巻く予定で糸を準備しておいたほうが良いと思います。
25番刺繍糸で作る時、花の糸は2かせ用意したほうが安心です。
地割(じわり)は8等分です。
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¥ 700
読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。