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デザイナータイプと職人タイプ

#デザイナー #職人

突然ですがあなたは以下のタイプのどの役が、自分に近いと思うでしょうか?

ヒーローまたはヒロイン
ヒーローやヒロインのそばにいる人
村人A、村人B
その他大勢
一般観客

自分は絶対主役!と言う人も居るでしょう。
本当は主役になりたいけど主役になりきれずに傍にいる人、またはその他大勢と言う人も居るでしょう。
いやいや、そもそも舞台の上など夢の夢で一般観客と言う人も居ると思います。

私は村人Aだと思っています。
その中でも、デザイナーではなく職人だと思っています。

料理を作る人だったとして、デザイナーとはメニュー開発をしたり料理研究家を名乗る人だと考えています。
料理を作ると言う点で見た時、職人とはリアル店舗ができる人です。
毎日毎日、決まったメニューを所定の数作り続けることができる人が料理の職人だと思います。

私は、職人はそれなりの経験を積めば、誰にでも出来る物と考えていました。
ところが、常に同じ精度で所定の数作るのが無理と言う方がいることを最近知りました。
根気がないから出来ないのだと言われたこともあります。

子供の頃、私は何をするにも飽きっぽくて根気がないと言われていました。
今思えば、好きなことはするけれども、いやいややる事は本当に早く終わらないかと考えていたのです。
刺しゅうを知った時から針仕事が大好きになり、1日中針仕事をしたいと思っていました。

先日ある方に言われたのですが、その方は
昔はいろいろ出来たけど、もう年を取ったから根気が続かなくて
このようにおっしゃるのです。

祖母は歳を取り営んでいた金物店を閉めてから手まりづくりを始めました。
だから年齢は関係ないと言おうとして、私は言葉を飲み込みました。

二十歳前後の頃、私は寝る時間と食事その他の時間を除き1日の大半を針仕事をすることが可能でした。
実際、高校時代は自分の私服や頼まれた衣装類を縫うためにずっと針仕事をしていました。
でも現在はそんなに長い時間、針仕事をするのは集中力が続かず、作業時間をきっちり決めています。
昔よりは作業時間が減ったと言う事を自覚しています。

ある大御所の先生がブログで
私はセンスがないから
とよく書かれているのを見て、いつも思っていたことがあります。

本を何冊も出しておられる先生が、センスがないなどと言われたら私たちはどう言ったらよいのでしょう。そのように感じていました。
しかし多くの方の Instagram を見ながら、何となく先生のおっしゃっていた事がわかったような気がしました。
それと同時に、デザイナーと職人の違いなのだと理解したのです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。