見出し画像

虚像の織田信長から信長の実像へ

日本史オンライン講座の講師である秦野裕介先生が『虚像の織田信長(柏書房)』の第一章と第二章を執筆されました。信長研究の進展によって、これまで定説とされてきたことが虚像だったのではないかという検証が行われています。相生歴史研究会では秦野裕介先生に「信長の虚像と真の姿」をテーマにした講演会をお願いしました。

織田信長は足利義昭を擁して上洛、将軍が畿内を治める天下布武を実現した。義昭と信長は将軍と軍事として任務を分担したが、やがて二人は対立するようになる。最近の歴史学は、義昭と信長の関係をどのようにとらえているのか、立命館大学授業担当講師の秦野裕介先生が解説する。

織田信長と朝廷の関係をめぐる評価は戦前と戦後で一変した。戦前は勤王家、戦後は中世を打破する革命家、信長像は揺れ動いてきた。信長と正親町天皇には、譲位・改元・改暦・勅命講和・蘭奢待と多くのエピソードがある。最近の歴史学がとらえた信長像を秦野裕介先生が解説する。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?