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TODAYS MUSIC : Sufjan Stevens
この音と映像だけで胸が苦しい…。静かな大自然が似合う、川辺で聴きたい音楽。
TODAYS BAND : Sufjan Stevens
LIKE : ★★★★★
BGM:○(作業用に向いているか)
この週末に自然と触れ合ったせいか、なんだか上半期ラストの始まりにデスクトップに向かっているのが辛くなって、思わず再生したのがSufjan Stevensの音楽。
スフィアン・スティーヴンス(Sufjan Stevens、1975年7月1日 - )は、ストーリーテリングを得意とするアメリカ・ミシガン州出身のソングライター。自伝と宗教的な幻想と土地の歴史を絡ませながら、スケールの大きなフォーク・ソングを作り出す。レコーディングでは、複数の楽器を自らこなし、全ての楽器の要素を素敵に組み合わせて奏でられるメロディーが特徴。
ー出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2020/6/1
彼の音楽は、両親へ名前を冠したアルバム『Carrie & Lowell』から、惑星の名前を全ての楽曲タイトルにしちゃった共作アルバム『Planetarium』まで、振り幅が広い。Wikiさんの言葉をそのまんま借りると『スケールがでかい』。しかし、多分彼はそれを全て同じ土壌の上に並べて考えているんじゃないかなぁ、とも思う。
夜空に輝く星も、古代神話も、自分の両親も、実は全く同じ目線の中で同等に扱うべきトピックであって、彼にとってそれに大した差分はないのかもしれない。
特に私が好きなのは『Carrie & Lowell』のアルバム。彼の作品の中でも極シンプルで静かな曲が多く、ギターとピアノに優しいSufjanの声が優しく響く。どこか自分だけ遠くにいるような、でもなんか懐かしい気分になる。この感情を私はうまく言葉に言い当てられないな…と思っていたが、映画『Call me by your name』が 表してくれていた。
震える…。曲と映像がマッチしてる。
この映画自体すごく好き。
ティモシー演じるエリオと、学生オリヴァーとの一夏の恋愛物語。
映画自体は男性同士の恋愛だけど、それを「ゲイ」というジェンダー問題を飛び越えて、普遍的な恋愛の機微を描いているこの映画、とても素敵。すごく好きだけど、ちょっとした葛藤や間が、めちゃくちゃリアルで直視できない。(終わりをあそこに持っていくところとってもずるい…。)
そこに描かれているのは「イエーイ!夏だ!」って感じでもない、静かな日照りと熱狂と、うだうだと触れ合ったり悩んだりするティモシー演じる少年の姿。またひんやり冷たそうな石膏の静けさとかその怖さとかが、夏の暑さと対比されていて悲しげ。
映画自体の話になっちゃったけど、この映画にSufjan Stevensの音楽が本当にぴったりで…。それが何故なのかは、誰か知識がある人に言語化してほしい(投げた)。
深い意味を知らなくてもなんだか身を任せそうになるSufjan Stevensは気持ちを落ち着かせてくれる。歌詞とかよく聴いてみたら、映画とちゃんとリンクしているところも多いのだけど。
ということで、週末自然に帰ってSufjan Stevensを聴いているのは、夏への憧憬かもしれない。ちょっとホームシック。今年のお盆は帰りたいなあ。
<在宅BGMとしてのまとめ>
憂鬱な6月の始まりに、在宅ながら自然を感じるのには持ってこい。ある意味トリップできる音楽。
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