流れ星/シロクマ文芸部

子どもの頃、

「流れ星って、誰かが死んだ時に星が流れるんだって」

と言っていた友だちがいて、

「怖いな」と思った。

それから、しばらくして、

「流れ星が消える前に願い事を3回繰り返すと願い事が叶うんだって」

という友だちがいた。

「それなら、言わなきゃ」
と私は思った。

でも、夜空を見上げていても流れ星は、
余程のことが無いと、見ることは出来ない。

いつも、いつも、諦めていた。

ある日、突然、流れ星が見えた。
私は一生懸命、願い事を3回繰り返す。

私の願い事は、「両思いになれますように」だった。

名前をお願いしていないことに気づいた私は、「ダメじゃ無い」と
思った。

それに、短い間に、願い事を3回も繰り返すなんて無理ゲーだと思った。

突然、ファミコンのゲーム

「たけしの挑戦状」を思い出した。
コントローラーのマイクに向かって、歌を歌うんだっけ？
何か叫ぶんだっけ？そこんとこ忘れてしまったけれど、

流れ星に向かって3回願い事を言うというのはこのゲームに似てると思った。
途中で諦めてしまったゲーム。

そうか、ゲームだと思うと
攻略出来るかもしれないと思った私は、本屋に行き
『流れ星攻略本』を探した。

あるはずが無いのは、承知していながら。
『ここまでやったんだ』と自分に言い聞かせたかった。

だから、自分、両思いになりたいなら、自分で頑張りなさい

と思いました。

話、逸れた？

流れ星といえば、


銀爪流れ星 銀もありますね

大好きな漫画、アニメも見てた
犬たちが集団になって熊をやっつける話。

黄昏流星群

読んだことが無いけど

ずいぶん逸れてしまいました。
m(_ _)m