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ホトトギス

てるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンへようこそ!Vol,41

2024年6月6日号

こんにちは。
てるる詩の木(うたのき)工房、高良のり子です。

今日は6月6日、旧暦5月1日の新月です。
梅雨の中休みの沖縄です。
雨が上がると夏を予感させる日差しや雲ですね。

今回は『ホトトギス』についてです。

私たちの工房の北側には「裏山」があり、
季節を通して様々な鳥の声が聞こえてきます。
最近「ホトトギス」がやってきました!
「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」
「卯の花の匂う垣根にホトトギス早も来鳴きて」
と歌にも詠まれる「ホトトギス」です。

最初にこの声を聴いたのはもう20数年ぐらい前でしょうか。
工房をこの地に開いて間もないころ、
まだ夜も明けないうちから盛んに鳴く声が聞こえ、
「まだ暗いのに気味悪いなあ」と正直思いました。
昼となく夜となく声が聞こえて
「特許許可局」(トッキョキョカキョク)?
そういえばそうやって鳴く鳥がいたような・・・
調べてみたところ「ホトトギス」と分かりました。

「ホトトギス」の初鳴きは「初音」「忍び音」と呼ばれ、
平安時代からとても縁起の良いものとされているのだそうです。
そのため戦国武将もこの忍び音を誰よりも先に聞こうと山に入り、
川を上りました。
「鳴かぬなら・・・」のあの句です。
私たちが夜明け前に聞いたのはその「忍び音」だったのです!
(ちなみに織田信長の子孫であるフィギアスケートの織田信成さんは
「鳴かぬならそれでいいじゃんホトトギス」と詠まれたそうです。)

そのホトトギスもここ3年ぐらい裏山に訪れることがありませんでした。
今年は久しぶりの友人に出会ったようで嬉しかったです。

皆様の地域ではいかがでしょうか?
どうぞ耳を澄ませてみてください。


*今回もてるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンを
 ご購読いただきありがとうございます。
 今日も良い日となりますように。
 

私たちは沖縄県うるま市で、 楽器を制作する工房です。
2002年より、 厳選した沖縄の木を用い、
手加工で竪琴・ライアーをはじめ
心を込めた手作りの楽器をお届けしています。

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弦張り作業が進んでいます。一本一本工房で弦を製作しています。

編集後記
あやはべる32弦が仕上がってきています。
この新月に「伊集」「桑」「しいの木」の3台が完成します。
それぞれの楽器の音色もyoutubeでご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに!
(のり子)


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